プレゼンを成功に導く服装とは

プレゼンは贈り物。聞き手の理解を得るだけでなく、そのうえで相手に行動してもらうことが目的となります。では、相手を動かすにはどうすればいいのでしょうか。
話し方やプレゼンの内容について考えることはもちろん大事ですが、見た目も重要となります。

見た目は思っている以上に相手の判断に影響します。今回はプレゼンを成功に導く服装についてみていきます。

目次

「メラビアンの法則」からみる非言語コミュニケーションの重要性

みなさん「メラビアンの法則」についてご存知でしょうか。
メラビアンの法則とは、心理学者のアルバート・メラビアン氏が提唱したものです。 このメラビアンの法則によると、話をする際に相手に伝わる情報として、話の内容自体が7%、声の大きさやトーンに関するものが38%、そして見た目が55%を占めるとされています。(メラビアンの法則/Wikipedia参照)

何らかのメッセージを伝える際に、話す内容と服装や声のトーン等のノンバーバル(非言語)コミュニケーションが一致していないと誤解を与えてしまうとしています。

▼下記の動画でメラビアンの法則について徹底解説しています。ご覧ください。

人の話を聞くとき、単純にその内容だけで印象を受けているわけではなく、視覚からうける情報で印象が変わること、みなさんも実感されているのではないでしょうか。

話し方、話の内容だけがプレゼンに必要な能力ではなく、適切に見せることも同じように大切とのこと。言語情報はもちろん大切ですが、それらを損なわない服装といったノンバーバル(非言語)コミュニケーションにも気をくばる必要があります。

プレゼンを成功に導く服装 3つのポイントをご紹介

ではプレゼンでの服装はどのようにすればいいのでしょう。
3つのポイントをご紹介します。

聞き手の組織風土を知った上で服装を選ぶ

日本において、会社員の仕事着といえばビジネススーツ。昨今では服装のカジュアル化、服装のダイバーシティといったものも進み、カジュアルな服装を許容する会社も増えているが、すべての企業とは言い難い状況です。

まだまだスーツ着用から逃れられない企業や業界も存在しており、そういった企業の方へプレゼンする際に、カジュアルな印象を与える服装で臨む場合、「この人に任せて大丈夫だろうか」といった印象を与えてしまう可能性もあります。とくに聞き手が堅い企業・職種、また年上の男性が多い場合には服装に気を付けましょう。

逆に、カジュアルな服装が浸透している企業の方に、きっちりとしたスーツ姿でプレゼンをすると、相手は距離を感じてしまい、話しづらいといった印象をもつ可能性も。

業種やプレゼンする企業、プレゼンを聞く聞き手によって最適な服装は異なります。事前にプレゼンをする相手側の情報を確認し、服装を選ぶのがおすすめです。

さわやかで清潔な服装を意識する

「さわやかさ」と「清潔感」。聞く人それぞれによって服装の好みやカジュアル度合いの許容範囲は様々だと思いますが、この2点を意識した服装を選ぶことが重要です。

さわやかで清潔な服装

汚れ、しわ、ほつれはないでしょうか。
ボタンが外れたり、取れかかったりしていませんか。

その場にあった服装をしていたとしても、しわや汚れがあれば台無しです。首元がヨレヨレだったり、においがついていたり・・・清潔な服装でなければ聞き手の信頼は得られません。

理想の姿を表現、もたれたい印象の服装にする

これから行うプレゼン、聞き手にどういった行動をとってほしいでしょうか。聞き手がプレゼンを聞いた後どのような表情をしていてほしいですか。その時の自分はどういった表情、どういった姿をしているでしょうか。

自分のなりたいイメージや目指す姿を想像し、イメージしてみましょう。
芸能人や有名人を想像してもかまいません。服は着ている人の行動を応援してくれます。

またプレゼンを行う場面から、相手に伝えたい自分を服装で表現します。同期同士や後輩に向けてプレゼンを行う場合には、親しみを持ってもらえるように柔らかな印象を与える色や素材を選ぶ、重要な会議には高級感のあるジャケットを着て信頼感を得る等、聞き手に持たれたい印象を表現します。

プレゼンテーションにおしゃれは必要ではない

プレゼンに臨む際、おしゃれで奇抜な服装を選んだ方が印象に残りやすいのでは、と思う方も多いかもしれません。

昨今パーソナルカラー診断といったものも流行り、それらを採り入れた服装を意識している方も多いかと思いますが、それだけに頼ることは危険です。自分自身に似合っているものだとしても、場にふさわしくないことも。

ビジネスの場における服装の選択

特にビジネスの場におけるプレゼンでは、おしゃれに着飾るよりも礼節を重んじる方が信頼を得る場合が多いです。相手に行動をしてもらうためには、聞き手の印象を第一に服装を決めていきます。

プレゼンを成功に導きたいと気合いを入れて服装を選んだ結果、思いもよらない結果となってしまう場合もあります。

また、自身で似合うと思う色や服装と、相手が持つ印象は必ずしもイコールではありません。服装選びで迷ったのであれば、お店の店員さんに相談する、家族に相談するといった客観的な視点をとりいれることも大切です。

まとめ:服装を選択しプレゼンを成功に導く

ビジネスの場面のおけるプレゼン。プレゼンの内容はもちろん大切ですが、見た目もプレゼンを成功に導く重要な要素です。しっかり準備したプレゼンの内容や練習した話し方に沿った、服装を選択しましょう。

選ぶ服装一つで、聞き手の持つイメージが大きく変わります。その効果を活かし、プレゼンを成功に導きましょう。

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