【業務改善スペシャリスト】小さな気付きが仕事の効率を激変させる|峠健太郎
株式会社MOVEDの様々な個性を持ったメンバーをご紹介します。今回は業務改善のスペシャリスト峠健太郎です。社員が働きやすい環境を作り上げるMOVEDの縁の下の力持ち、峠さんの素顔に迫ります。
〈聞き手=西方正英(Webライター)〉
峠健太郎(とうげけんたろう)プロフィール
1983年生まれ。新卒から8年間は大阪でインフラ系のSEを担当し、流通業や製造業のインフラに対する要件定義、設計、提案、構築などを行う。その後、奥さんとの結婚&出産を機に地元である京都へ。現在は自宅から近い病院で広報、SE、営業、企画と幅広いジャンルを担当するオールラウンダーとして活躍中。
熱狂的な広島カープファンで、2016年のペナントレース優勝時には家族に隠れてテレビの前で大号泣したという噂も。趣味はトロンボーンを吹くこと。
はじめまして!MOVEDのメンバーの中で、もっとも特徴のない地味な経歴ではないでしょうか。
特徴的なのは名前だけ、峠健太郎です。
峠って珍しい名字ですよね。
日本で3000人くらいしかいないらしいですよ。
レアキャラ!
それでは今日は峠さんについて、いろいろとお聞きしたいのでよろしくお願いします。
これからMOVEDで実現したいこと
まずはMOVEDに参加することになったきっかけを教えて下さい。
もともと「ITによる業務改善、プレゼンテーション、イベント支援」には、とても興味がありました。
私は病院でこれらの業務を担当しているのですが、すべてが我流だったんです。
他の職員に説明をしたくても、しっかりとした理論がないから上手くいかなかった。どうにかして変えたいと思っても、やっぱり個人では限界があるんです。
「業務改善、プレゼン、イベント支援」はMOVEDが得意とするところですよね。
まさにドンピシャでした!
そしたらTwitterでMOVEDのメンバーを募集しているじゃないですか。
気が付いたときにはもう応募していましたよね(笑)。それまで複業なんて自分には縁のない働き方かと思っていましたが、迷いは全くなかったです。
業務改善の仕掛け人を目指す
峠さんがMOVEDで実現したいことって何ですか?
「働くことが楽しい」と周りに自慢できる職場環境をたくさん作りたいです。
そのためにも、まずは『業務改善を浸透させる仕掛け人』でありたいと思っています。
業務改善を浸透させる仕掛け人?
一言で業務改善といっても広いんですよね。
関係がないように見えても、実はちょっとしたことが業務改善に繋がるんです。ですが作業効率の悪い企業は、そこに気付くことができない。
これを業種に関係なく幅広く支援して、「働きやすい環境を作っていくこと」が私の夢です。そして、ゆくゆくは自身の働く病院へ還元したいなって思っています。
病院には改善点がたくさんある
MOVEDで得た経験は、病院ではどのように活かせると思いますか?
病院というところは専門技術もあり向上心を持った職員がたくさんいるんです。ですが、プレゼンも含めてビジネスコミュニケーションを学ぶ場が全くない。なので伝え方や考え方がうまく受け継がれていかないんです。
業務についても同じ事が言えます。
とても効率が良いとは言えないやり方をがむしゃらにやっているんです。「10倍界王拳でダメなら20倍界王拳だ!」みたいな感じ。
あっ ドラゴンボールですね!
界王拳って10倍20倍って倍数を上げていくと、めちゃくちゃ強くなるけど何倍も体力を消耗するじゃないですか。
でも、病院の職員達は他の方法を知らないから界王拳しか使えない。つらいと感じていても、同じ方法で頑張ろうとしてしまうんです。
やる気が空回りしてしまうんですね。
そうなんです。現状を変えたいと思ったら違う方法を試すべきなんですよ。
カメハメ波でも元気玉でも使っちゃえばいいんです!
たとえば病院では、どんな効率の悪いことをしているんですか?
病院は原始的でアナログな方法をとることが多いですね。
外部でも社内でも、連絡手段にメールを使うことなんてしません。基本的にFAXの嵐ですよ。
もしかしてFAXで送られてきた情報を、もう一回パソコンに入力することも?
そんなことは日常茶飯事ですね。Excelのデータを電卓を使って確認していることもしょっちゅうですよ
うーん、それだと二度手間ですよね。
だから業務改善が必要なんです!
それに職員が働きやすい環境を作るってことは、患者さんの負担も減るし、メリットがたくさんあるんですよ。
kintoneを使った業務改善は職員にも患者にもメリットがある
どうして患者さんの負担が減るんでしょうか。
転院に向けた交渉で、必要な情報を送るんですが、交渉の段階ではFAXです。文字が潰れて読めないこともあるし、例えばレントゲン写真は完全に真っ黒。情報が正しく伝わらないので、交渉は難航しがちです。
情報の誤認識も多くなり、場合によっては患者さんは、転院先の病院でもう一度同じような検査を受けなくてはならない。
再検査にはお金も体力も必要ですから、どうしても患者さんの負担が増えてしまいますよね。
再検査って嫌ですよね… すごくよく分かります。
他にも転院するときは、医療ソーシャルワーカーが患者さんと面談をするんですが、この面談の時間を多くとるため、転院先の病院と連絡を取る時間が限られてくるんです。
時間を見つけて連絡しても、相手が不在だと何度も連絡を取り直さなくてはならない。
行き違いになってしまうんですね。
その結果、最終的に退院するまで時間がかかってしまい、金銭的にも精神的に負担が大きくなってしまうんですよ。
なるほど、そこでkintoneの出番なんですね。峠さんの働く病院では、既にkintoneを導入しているとお聞きましたが、実際に導入してみてどうでしたか?
劇的に業務の効率化が進みましたね。様々な手続きがスムーズになりました。仕事の効率化が進むと、余計な残業も無くなるので自分の時間が作れて最高ですね。
kintoneについて話すと長くなってしまうので、また別の機会で詳しくお話できたらと思います。
働く上で大切にしていること
峠さんは普段はフルタイムで病院に勤務しているとお聞きしました。本業とMOVEDを両立するのは大変ではないですか?
昔からのスタイルとして、基本的に依頼は断りません。ただ、取り組む前に「何をどこまでするのか」ということをしっかり話し合うようにしています。
自分のキャパシティを越えない範囲で取り組んでいるということですね。
あれ? でも、Slack上でやりとりをしていると峠さんを毎日見かける気がします。プライベートの時間ってあるんですか?
MOVEDとの関わりは明確に「週に何日」と決めていないんですよ。そうすると流れについていけなくなりますからね。
なので、メンバー内のコミュニケーションには常にアンテナを張って、隙間時間に対応するようにしています。
うまく時間を使えているんですね。
最近はありがたいことに、MOVED以外にも別法人の医療機関さんやNPO法人さんからもお仕事の依頼が来るようになりました。
仕事の時間は増えますが、どんなに忙しくなっても家族との時間は大切にするようにしています。
家族との時間を大切にしたい
現在はご実家の京都府に住んでいるということですが、何か理由はあるんでしょうか。
「今勤務している病院が家から近い」ということが一番の理由ですね。MOVEDに参加したのも「好きなことに家からでも取り組めるから」です。
家で仕事ができると、家族との時間をたっぷりとることができそうですね。
そうは言っても自慢できるようなことは何もしていませんし、遠出もそんなにしません。何の特徴もないごくごく普通の家庭です。
ですが、この「普通のこと」をよりたくさん楽しむために、私はこの場所にいるのです。
すてきな考え方ですね。ご家族と過ごす中で一番幸せだと感じるときは、どんなときですか?
子どもと過ごすことはもちろんですが、やっぱり奥さんと二人きりで話をするときですね。子どもが生まれると、なかなか二人だけの時間が作れないもので。
なるほど… これが夫婦円満の秘訣なんですね。
地域を活性化していきたい
峠さんは、様々な地域の活動にも参加しているとお聞きしました。
そうですね、子供もお世話になっているので積極的に商店会、NPO法人、ボランティア活動などいろいろと顔を出させてもらっています。
地域活動をしている人は熱い想いを持って行動されている方ばかりなので、良い刺激、エネルギーをもらえるんですよ。
僕も地域の活動には参加していますが、地域の活動って古いやり方が多くないですか?
やっぱり効率が悪いこともたくさんありますね。改善していきたいとは思いますが、予算面で苦しいこともある。
なので自分が運営になるのであれば、まずはグループウェアなど導入しやすいところから始めたいですね。
将来は地域にもMOVEDの活動を活かせたら面白いと思っています。
業務改善の醍醐味とは
最後に業務改善スペシャリストとして、「業務改善をする面白さ」を教えて下さい。
業務改善をするときは、どうすれば良いか教えるよりも一緒に考えていきたいと思っています。やり慣れていないことを指示されても言われた方は苦しいだけですからね。
そして、「こうやったらもっと改善するかもしれない」って自分で気付いてもらえるようになったら最高に嬉しいですね。
だから、「業務改善を浸透させる仕掛け人」なんですね。これからの峠さんの活躍が楽しみです!
最後に
株式会社MOVEDでは、企業の業務改善をサポートしています。お問い合わせはMOVED公式サイトお問い合わせフォームより、お待ちしております。