【MOVED創業1周年】「MOVEDは生命体」代表インタビューで分かったMOVEDのこれまでとこれから

2018年9月25日、株式会社MOVEDは創業して、丸1年になりました。

MOVED創業1周年という大きな区切り。

「この1年間の振り返り」と「MOVEDのこれから」について、全3回に分けてお伝えしています。

第2回である今回は、代表取締役の渋谷にMOVEDが提供する価値やメンバーに対する想いをインタビューしました。


(聞き手:名嘉あづさ=MOVEDコミュニティマネージャー・ワークショップファシリテーター)

MOVEDの強みは「相手目線の柔軟性」であること。相手によって変化し、成長する生命体でありたい。

名嘉

現在、MOVEDの事業は大きく分けて「プレゼン研修、イベント支援、マーケティング支援、業務改善支援」がありますよね。

これらをMOVEDのメインの事業として、今後も広げていくのでしょうか?

渋谷

「この事業をやりたい!」というこだわりは、実はあんまりないんですよ。

MOVEDは「企業の幅広い悩みを多角的に支援できる会社」にしたいと思っています。

企業の抱えている悩みや課題って、かなり幅広いんですよね。

そうなると「誰に頼めばいいのか、どんなスキルを持つ人を採用するべきか」って考えなくてはなりません。

それを考えていくことって、かなり大変なんです。

でも、様々な悩みを一気に相談できるところがあると嬉しくないですか?

名嘉

確かにそうですよね。

具体的には、どのような事例があるのでしょうか?

渋谷

たとえば、現在お付き合いしている福島県のトーニチ株式会社様の例が分かりやすいですね。

はじめは、「マーケティング支援」をさせていただいていたのですが、途中からは採用支援、SNS運用の支援、システム周りの業務改善の相談と、かなり幅広いご相談をいただいています。

単発での仕事の関わりではなく、お客様と長期的に併走しながら成長を支援して、困ったときにいつでも相談できるような存在でありたい。

MOVEDという会社自体が、「お客様によって変化して、さらに成長していく生命体のようなもの」だと思っています。

名嘉

多くの企業は、自社の強みとなる事業があって、それを提供していく形が多いですよね。

一方で、生命体のように事業を変化させていくという企業は少ないと思います。

つまり、MOVEDの強みとは「相手によって柔軟に変わることができる」ということなのでしょうか?

渋谷

様々なスキルを持ったメンバーがいることで「相手の目線に立つことができる」という柔軟性はMOVEDの強みですね。

しかし、メンバー個人のスキルは、それぞれに差があります。

正直な話をすると、MOVEDは全員が超一流のスキル持った集団というわけではないのです。

場合によって、担当したメンバーでは対応できないこともあります。

その場合、足りない部分は他のメンバーからサポートに入ってもらうこともありますし、他の会社様に協力をお願いすることもあります。

フルリモートであっても、すぐに足りない部分をお互いに補える

これもMOVEDの持つ強みの1つだと思っています。

そうは言ってもMOVEDのメンバーは、ひとりひとりが十分に高いスキルを持っているんですけどね。

それでも「とがった専門性はない」とも言えるので、その点を理解してもらったうえで、MOVEDにご依頼いただいています。

これからも「一緒に成長していける仲間・チーム」という感覚でお付き合いしていきたいですね。

MOVEDメンバーには、もっと自分がやりたい仕事を持ってきてほしい。

名嘉

MOVEDには様々な専門性を持ったメンバーが揃っていますが、誰でもMOVEDに入れるわけではないですよね。

今のメンバーはどういう人が集まっていると思いますか?

渋谷

「楽しく生きたい」ということ、そして「自分の人生を大切にしたい」

この2つに共感度が高い人たちです。

『やりたいことがあるのに、できていない』

それに対して「なんとかしたい、チャレンジしたい」という課題意識のある人が集まっています。

例えば、こんな考えを持った人がMOVEDにはいますね。

  • 今までの会社の働き方に疑問がある
  • 今の医療業界に対する課題意識がある
  • 理系研究者の環境を変えたい
渋谷

このように「今の自分を変えたい」という前向きな想いを持っている人たち。

MOVEDは、その想いにチャレンジできる場でありたいし、メンバーもそう思ってくれていると感じています。

自分がやりたいことにチャレンジできて、幸福度が少しでも上がる場にしていきたいですね。

名嘉

本当に様々な経歴の人がメンバーにいますよね。

渋谷

そうですね。そのおかげで、いろんな経験をしてきた人の考えや発想に触れられる場になりつつあります。

それぞれに特色を持った人が多いので、とてもカラフルな会社になってきているし、その化学反応を楽しめる会社でありたいですね。

名嘉

メンバーは個性的だけど団結している」と私も感じています。

個性的なメンバーが集まっているからこその悩みもあると思うのですが、苦労している点はどんなところですか?

また、今後はどう変えていきたいですか?

渋谷

「メンバー全員が自律することが理想」だと思っているんです。

これは最近、特に課題だと感じています。

多くのメンバーは、まだ仕事待ちの姿勢でいることが多いです。

もっと「あれをやりたい、これをやりたい」と出してきてほしいですね。

まだ案件の大半は、私がキッカケで生まれてきているので、もっとメンバーみんなで仕事を作っていきたいです。

名嘉

私がMOVEDの一員として感じるのは、「MOVEDは生命体として変化していくもの」だからこそ、どう関わっていくべきか迷っているところはありますね。

渋谷

自分がやりたいと思う仕事が「その取り組みってイイネ」とMOVEDメンバーだけでなく、社外からも言われるような仕事ならやるべきだと思っています。

「やりたい」と言ってもらえたら、始めていいんですよ。

「なぜやりたいか」を明確にしてくれればOKです。

メンバー全員が、その仕事を「やりたい」と思わなくてもいいけど、「その活動は大事だよね」「いいよね」と思ってもらえるような仕事を、どんどんやってほしいと思っています。

自分の生き方をコントロールする働き方を大切にして欲しい

名嘉

ここからは、MOVEDの働き方に焦点を当てていきます。

MOVEDの働き方といえば、以下の点が大きな特徴ですよね。

  • フルリモート勤務
  • 給与は自己申告制
  • 業務委託だけど成果報酬型ではなく固定給
名嘉

これらは一般的な企業に比べて、驚かれるところだと思うのですが、なぜこの働き方を推奨しているのでしょうか?

渋谷

フルリモートについては、推奨しているわけではないんですよ。

「自分が一番生産性が上がるやり方をしてください」というのが正しいですね。

オフィスが欲しいのであれば、用意できるように考えますし。

今は、自分自身もリモートのほうが働きやすいので、固定のオフィスを持っていないというだけです。

働き方について強く思っているのは「自分で生き方をコントロールしてほしい」ということ。

自分で選択すれば、それは自己責任になる。

「会社にこう言われたから…」とは言ってほしくないんです。

もしかしたら、みんながオフィスに出社して、9-18時で働いた方が総合的な生産性は高いかもしれない。

でも、私は「どう働きたいか」というココロのほうを大切にしてほしいんですよね。

自分の価値を決められるのは自分だけ

名嘉

給与をMOVED側から提示するのではなく、メンバーからの自己申告制にしている理由は、なぜなのでしょうか。

渋谷

自分自身に対する評価を常に意識してもらいたいからです。

自分の価値を決められなければ、お客さんに「この仕事はいくらでやります」とは言えないですよね。

そして、理想にしてもらいたいのは…

『自分の価値を上げて行くこと』

やっぱり相手に決めさせるのは無責任なんです。

それに「自分ではない誰かに自分の価値を決められる」ということは、相手にコントロールされているということになります。

自分の価値を高めていくためにも、もっと意識してほしいところですね。

そのためにも、どんどん自分の価値を自分で決める経験を作っていってほしいのです。

仕事に集中できる環境を作りたい

名嘉

業務委託で仕事をしている人のほとんどが、成果報酬型だと思います。

なぜMOVEDでは、固定給というシステムを採用しているのでしょうか?

渋谷

理由の1つは「MOVEDのような柔軟性を持った仕事の進め方をしていると、給料計算を明確に数値管理ができない」ということです。

たとえば、ある案件があったとします。

チームで仕事をしているので、「誰が何%もらうのか?」と決めるのは、とても難しいのです。

『自分はあんなにも頑張ったのに、思ったよりもらえなかった』

こんな感じにモヤモヤするのって、嫌じゃないですか?

名嘉

確かにそうですね。仮にそう思っても、そのことは言いづらいです。

渋谷

それに配分を決める時間がもったいないですね。

成果報酬型はチームで動くには、効率が悪いように感じてしまうんですよ。

なによりも、メンバー全員の生活の安定を考えています。

私も「最低限の生活水準がない状況では、仕事に集中することが難しい」ということを、20代で独立したときに痛感しました。

なので、少なからず「これくらいあれば仕事に集中できる」というレベルの給料は、お支払いしたいと思っています。

契約上は業務委託だけど、メンバーに対しては「ほとんど社員」という感覚を持っていますよ。

「人は数値管理してはいけない」と思っていますし、メンバーにも「時間などで決められること」からできるだけ離れてほしいです。

メンバーには今の状態で留まってほしくない

渋谷

ちなみに…お給料は、メンバーが最初に提示した金額より多めに支払っていることも多いです。

名嘉

すごくありがたいことだと思っています。ですが、なぜメンバーの言い値より多めに支払うのでしょうか。

渋谷

それは将来への期待です。

MOVED自体が成長していくためには、メンバーの成長意欲が必要なんです。

たとえるならば、「最初は親のお金で大学に入ったけれど、そのうち仕送りが必要なくなって、最終的に自分が稼いだお金で親孝行をする」

みたいな感じですね。

名嘉

渋谷さんはMOVEDのお父さんですね(笑)

渋谷

そうは言っても、親は大変なんですよ?

なのでMOVEDメンバーの親役、パトロン役はいつでも募集しています(笑)

名嘉

MOVEDの親役、パトロン募集はしっかり書いておきますね(笑)

MOVEDは「楽しい」という方向性に共感する会社や人が集まる場、メンバーの巣立ちの場に。

名嘉

最後に、MOVEDという生命体を今後どういう形にしていきたいと考えていますか?

渋谷

先々の目標というものは、あまり持っていなくて「目の前で何をしたいか」をしっかり選択していきたいです。

もしかしたら、将来やっていることが変わっているかもしれない。

ただ、向かいたい方向性はあります。

れは「楽しい」ということ。

MOVEDを、そういう方向性に共感する会社や人が集まってくるような場にしたいし、メンバーを増やすことも考えたいです。

ずっと同じメンバーがMOVEDに依存してほしくないとも思っています。

1社で働くわけではなくて、独立・複業もどんどんしてほしい

花開いて旅立って、メンバーも入れ替わり…と循環していく。

たとえ旅立ったとしても縁は切れません。

お互いに依頼し、協力し合う関係としてMOVEDが巣立ちの場になってほしいなと思っています。

新たな生命体MOVEDが社会を変える

インタビューを終えて、MOVEDは事業内容が「生命体」のように変化し、メンバーの自立と成長を応援するプラットフォームとなる。

そして、一般的な「会社」とは異なる姿にチャレンジしていることを改めて実感しました。

そのチャレンジ、変化をメンバー全員が楽しむこと。

その方向性を見失わなければ、きっと前に進むことができる。

今後、MOVEDは社会に新たな企業像を見せてくれることでしょう。

MOVEDの2年目にご期待ください!

ライティング:名嘉(Mt_Azusa157
編集:西方正英

この記事を書いた人
名嘉あづさ

名嘉あづさ

コミュニティマネージャー、ワークショップファシリテーター

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