【レポート】『 ABEJA SIX 2019〜技が共創し、藝があつまる〜 』のイベント支援
2019年3月4日・5日、2日間での来場者数が5,000名を超える株式会社ABEJA主催イベント「 ABEJA SIX(シックス)2019 〜技が共創し、藝があつまる〜 」が開催されました。
今回の「 ABEJA SIX2019 」で株式会社MOVEDは、登壇者へのプレゼン研修、2日間イベント当日の登壇者サポートをさせて頂きました。
記事では「 ABEJA SIX2019 」詳細や、MOVEDのイベント支援内容をご紹介いたします。
ABEJAについて

株式会社ABEJAについて
蓄積されたビックデータから、人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴量を自動的に抽出する「 ディープラーニング 」を活用してAIの社会実装事業を展開し、多様な業界、シーンにおけるビジネスのイノベーションを促進する。
Google等を新規引受先とした第三者割当増資を行い、これまでの累計調達額は60億円を超えている。
「 SIX2019 」について

国内最大級のAIカンファレンス。
ABEJAは、ディープラーニング技術を活用した様々な大量データの取得、蓄積、学習、デプロイ、推論・再学習を行うPaaS(Platform as a Service)技術「 ABEJA Platform 」を提供し、これまで150社以上において本番運用を実現。
また、同プラットフォームを用いて国内大手小売・流通企業を中心に、小売流通業界向け店舗解析サービス「 ABEJA Insight for Retail 」を100 社以上500店舗以上に提供している。
「 ABEJA SIX2019 」では、これまでABEJAが蓄積してきたナレッジを広く公開することで、産業界へのAIの適用を一層促進することを目的である。
イベント支援をMOVEDに依頼した理由
MOVEDのイベント支援について株式会社ABEJAの中川様、長谷様、永淵様にお話を伺いました。
セッションサポートが依頼の決め手
「 SIX2019は昨年も実施しましたが、登壇者がそれぞれにセッションの資料を作っていたため、イベント責任者のチェックに工数がかかるし、社内の視点でしかセッションを見ることができていませんでした。 」
イベント責任者の永淵様はイベントのクオリティを高めるためにはセッションの改善が課題と捉えられていました。
しかし、プレゼンで有名なエバンジェリストは研修依頼のハードルも高く、受ける側もかしこまってしまう。
そんな中、代表・渋谷のプレゼンを聞く機会があり、
「 プレゼンがわかりやすい。
ABEJAの登壇メンバーも、あのレベルに近づけられたら、聞きやすいレベルには到達できると感じました。 」
エバンジェリストとして年間140回以上のセミナー・講演を行う渋谷によるセッションサポートでイベント全体のクオリティを向上できると考えられ、ご依頼いただきました。
MOVEDによる「 SIX2019 」サポート内容

SIX2019開催にあたり、MOVEDがサポートした内容は以下の通り。
- 登壇者へのプレゼン研修
- 2日間イベント当日の登壇者サポート

基調講演のリハーサルにも帯同して、シナリオの提案や話し方のアドバイスを実施いたしました。
登壇者へ3日間のプレゼン研修


セッションの満足度を向上するため、3日間に渡るプレゼン研修を実施。
2日目に登壇者のプレゼンをビデオ撮影、3日目にはプレゼン発表をして頂くことで、実践的にセッションをブラッシュアップできる研修を実施いたしました。
プレゼン研修のスケジュール
1日目:シナリオ・デザイン講義
2日目:トーク講義・プレゼン練習(受講者の5分プレゼンを録画)
3日目:プレゼン全体発表会
情報提供から相手視点のプレゼンに大きく変化


「 プレゼン研修を受けてから、聞いてる人がどう思うか大事にしようと思いました。
研究のプレゼンは研究数値を伝えることばかりで、情報提供のプレゼンになってしまうのですが、聞いている人が何のために聞きに来ているのかを考えるようになりましたね。 」
とイベント当日に登壇したリサーチエンジニアの中川様は語ります。
「 プレゼンは相手のためのプレゼント 」ということを積極的にお伝えしているMOVEDのプレゼン研修。
相手目線のプレゼンにすることで、相手のアクションを促すことができます。その効果は、イベント後すぐに表れます。
「 イベントの時、ターゲットのドンピシャな伝えたい人から登壇後に声をかけてもらえたんです。
アウトプットすることでいろんな人と知り合える。
アウトプットするモチベーションが高まりましたね。」
プレゼン研修受講者の方からのコメント



普段プレゼンは我流でやっていたため、改めて体系化された理論や抑えるべきポイント、デザインの見せ方などなど学びが多かったです。



今回の研修を通して、楽しくプレゼン作りができたので、本番は自分を出せたなと思っております!
スライドも最低限抑えるべき設計レイヤーやデザイン面のお話も伺えたので、今後も生かしていこうと思います。



資料をしっかり作れましたし、練習できたのでプレゼンテーションのクオリティが大きく向上しました。
社外の方から聴きやすく質の高いプレゼンでしたと実際に好評いただけました。
イベント当日のサポートについて


イベント支援経験が豊富だからこその安心感
「 MOVEDさんはただのプレゼン研修の会社ではなく、イベント支援の経験が豊富なので、イベント当日にいてもらえるだけでイベント責任者も登壇者も安心感がありました。
当日、登壇者に声をかけてくれて、緊張をほぐしてくれたり、トラブル発生時も迅速に対応していただきました。 」と永淵様。
イベント当日に発生したトラブルとは…?
これは中川様のセッション時に突然、クリッカー(リモコン型のマウス。プレゼン中、パソコンの前から動いても操作が可能)が反応しなくなるという冷や汗をかくような場面。
そこで渋谷がすかさず控室より自分のクリッカーを取りに行き、中川様に手渡します。



大きい会場だとクリッカーの電波が弱く反応しにくくなることがあります。
電波が強力な新しいクリッカーをすぐにお渡し、電波が届きにくくなる場合があることを他の登壇者にも周知しました。
イベントにありがちなトラブルにもすぐに対応してくれる。
「 イベント当日になって改めて、MOVEDさんがいると、イベント当日『 安心する 』と、より必要性を感じました 」と永淵様は話しました。
MOVEDイベントサポートの効果


目的が明確化され、自信を持って話せるように
昨年度開催と比較すると、イベントのセッション数は2倍以上になり、ABEJA以外の外部の方も登壇するほど、大きなイベントとなったSIX2019。
イベントサポートを総じて、永淵さんは以下のように語ります。
「 イベント全体の立ち振る舞い基準が揃ったことや、誰に対して何をプレゼントするのか、ストーリーが明確になったことで登壇者が自信を持って話せるようになりました。
また、昨年まではイベント直前まで資料を直していましたが、プレゼン研修が2~3カ月前に実施されるので、研修までに完成させるという尻たたきができた面も良かったと思います。 」
経営者の視点から取締役の長谷様(取材時、2019年5月時点)は
「 自社ブランディングとしては大成功です。
さらに、メンバーがアウトプットすることを目標として自分ごととしてイベントを捉えてくれたので、一体感が生まれたのが良かったですね。 」
と語られました。
定期的に行うことでさらなるクオリティ向上を
今後もこのようなサポートを希望されますか?という質問に対し、永淵様は「 定期的に中途で入ったメンバーも含めてプレゼン研修を依頼したい 」とお話しされました。
理由は、プレゼン研修で以下の効果が見込めるため。
- プレゼンでの話し言葉の統一
- 自信を持って外で話せる人材の育成
- メンバー全員のプレゼンクオリティの維持
- メンバーの登壇機会の増加
社員のプレゼンスキルの向上により、社員のモチベーションも高まり、自社ブランディングも確立していく。
社内外の「 ココロを動かす 」MOVEDのイベントサポートでその効果を実感していただきました。
まとめ


株式会社MOVEDは、株式会社ABEJA様主催イベント「 SIX 」を応援すると共に、これからも新しいチャレンジを続けてまいります。
ライティング:名嘉(@Mt_Azusa157)