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オンライン時代の「プレゼンの法則」 ウェビナー開催レポート

2021.06.17|つたわるプレゼン

プレゼンテーション セミナー

オンライン時代の「プレゼンの法則」 ウェビナー開催レポート

2021年4月7日、国内外の企業と専門家を繋げる日本のグローバル人材紹介会社であるエンワールド・ジャパン株式会社とMOVEDの共催にて、「オンライン時代のプレゼンの法則」を開催いたしました。

人前で話すことについて84%の方が「苦手」だと感じ、その一方で「とても得意」といえる人は6%のみ。上司とのコミュニケーション、プレゼンや会議など自分の意見を言わなければならない機会はたくさんあるものの、苦手意識を持っている人は多いようです。プレゼンにおいて、苦手を克服し得意とするために大切なこととは何でしょうか。
今回のウェビナーでは、相手アクションを起こさせるため必要なものとは何なのか、オンライン上での商談やプレゼンのポイント、といったことをご紹介いたしました。

一部抜粋してウェビナーの内容をご紹介します。

誰になんといってもらいたいか、コンセプトを意識


みなさんはプレゼンに臨む際に自身が「何を話すのか」ばかりに目がいってはいないでしょうか。いきなり資料作りから始めていませんか。
プレゼンは、自分が伝えたい情報を、相手に押し付けることではありません。聞き手は誰であるのか、まずはそこを明確にすることが必要です。相手を知り、相手によって話す内容・伝え方を変えていきましょう。

また、プレゼンは学校の発表とは違う要素持っています。単なる説明ではなく、相手に伝え、相手に何らかのアクションを起こしてもらう、ことがゴールです。
プレゼンは相手への贈り物。相手が受け取って喜ぶ情報は何であるのか、を考えましょう。「伝えたいこと」ベースから抜け出し、相手が主役のシナリオを考える必要があります。情報を伝えるのではなく、相手の心を動かすこと。プレゼン後の反応をゴールとして持つことが大切です。
聞き手が聞いているだけでワクワクし、行動に移し、誰かに伝えたいと思えたとしたら…ただ伝えるよりも高い成果を得られるでしょう。

自分の主張だけをプレゼンしても、相手共感されなければ相手は行動をしないのです。一方的に情報だけ伝えると伝わらないどころか、聞き手は比較検討のフェーズへと入ってしまいます。
情報と共にそれによって叶う具体的な未来像を相手に伝えることが大切です。主語を「あなた」にして伝えるようにしましょう。相手の未来がどう変わるのかを意識できると、相手は自分事として捉えてくれるようになります。

どのような話に心を動かされますか?

みなさん少し考えてみてください。どんな人の話が「伝わる!」と思いますか。この人の話が伝わるなという人はどういう印象でしょうか。
みなさんが想像した人を分類してみると2つに分かれるかと思います。
1つ目は、「内容が分かりやすい人」。内容が整理されており、結論が明確。
2つ目は、「流暢に話している人」。言葉に詰まらずすらすらと、話すうえでのテクニックを押さえている。

2つ目のテクニック、についてもう少し考えてみましょう。流暢に話すためには、滑舌よく、大きな声ではきはきと話すことが必要です。しかし、果たして滑舌よく大きな声で話すことで、相手の心は動くのでしょうか。滑舌良くよどみなく流れるように、まさに立て板に水のごとく話すプレゼン。しかし内容が右から左にすっかり抜けて何も残らなかった、そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。
テクニックがあるに越したことはありませんが、プレゼンに必要なのは、流暢な話し方ではありません。本来必要なものは、これについて伝えたいという「想い」をもち、気持ちをしっかり相手に伝えることです。

相手の心をつかむ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインで接することが増え、「空気感の共有ができない」「相手との距離感を縮めることが難しい」と感じられている方も多いかと思います。
オンラインは本音が出にくい、出しにくい状況です。アイスブレイクで場を和ませ警戒心を解いてから本題に入った方が、その後の話もスムーズに受け入れてもらえます。いきなり本題に入ると、相手は「判断」の脳へと切り替わってしまいます。
アイスブレイクには必ずこれをやらなくてはいけないというものはありません。例えば、現在の時刻に合わせて「お食事終わりましたか?」といった声掛け、相手の服装にあわせた問いなど、見えたものや聞こえたものに対して反応します。シンプルですが、こういった声の掛け方一つで、場の空気が変わりその後の方向性が変わってきます。

どんなに素晴らしいプレゼンだとしても、最初から最後までオーディエンスの注意を惹き付けることは難しいでしょう。内容を語るだけのものではなく、インタラクティブなプレゼンを意識します。プレゼンターと参加者でプレゼンの画面上でクイズをしたり、アンケートをリアルタイムに投票・集計したりと聴き手の行動を促すことが必要です。プレゼンに合わせて、聞き手がリアクションをすることで会場全体が盛り上がります。また簡単なアクションをもらうことは、プレゼンする側にとってもゆるやかな気持ちへと繋がるでしょう。

日頃から自分の気持ちを相手に伝える練習を


表現したいのに自分の想いを素直に表すことが下手、口下手、内向的…と悩まれている方もいるのではないでしょうか。
伝える力を鍛えるには、日頃のアウトプットが大切です。日ごろから「こんなことがあったんだよ」といった自分の体験談など身近な話題を、家族や友人といった身近な人に対して伝えていきましょう。委縮せず、恥ずかしがらず、言葉に出してみる・伝えてみます。表情を変えたり手ぶりや身振りを付けられるとより良いでしょう。

話していると、無意識に「えー」とか「あのー」といった言葉が出てきてしまう。あるいは自分自身では気付いていなかったけれど、上司や先輩から指摘を受けた、といった場合も。癖として定着してしまっている場合、無意識に出てしまいます。完全な対処は難しいですが、言う前に他の言葉に置き換えて話すように心がけましょう。「さて」や「すると」といった文脈に合う別の言葉に置き換えるよう心がけることで、改善されていく可能性があります。
一方、人前で話すことに慣れていないためこういった口癖が出てしまう場合も。沈黙状態から言葉を出すのに慣れていないのです。大きく声を出しはきはきと話すことで改善される場合が多いです。大きな声を出すことで自信につながり、迷いなく発言できるようになります。


ぜひアーカイブ動画をご覧ください。

INFORMATION

【記事製作者】

鈴木未紗

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