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緊張状態を和らげる呼吸と発声の仕方!セミナー本番、プレゼン中でもできる緊張対策をプロが解説
2024.01.25|つたわるプレゼン
この記事では、プレゼンなど人前で話す際に「緊張してうまく話せなくなる」ことへの対応策を紹介します。息が苦しくなる、声が上ずってしまう、といった悩みのある方はぜひご覧ください。
今回のテーマは「緊張状態を和らげる呼吸と発声の仕方」です。
人前で話す時に息が苦しくなってしまうという方は、多くいらっしゃいますよね。
この息苦しさで気持ちが焦ってしまい、体が強張ってしまうこともあります。
その緊張の和らげ方を知っておきましょう!
1. 息を深く吐く
緊張していると体が強張って首にも力が入ります。すると、息の通り道が狭くなってしまいます。
この状態で慌てて早口で話してしまうと、呼吸がますます浅くなって息苦しくなってしまうのです。
そんな時には、苦しくなる原因と逆のことをしましょう!
呼吸が浅くなっているのなら、話の合間で意識して間を取りつつ、そこで深く呼吸をするようにします。
一呼吸程度であれば「変な沈黙」ではなく、話の中でのちょっとした間として許容される範囲なので、怖がらずにやってみてください!
深く呼吸する時のポイントは「まずしっかりと息を吐くこと」です。
吐き方が浅いと深く吸うことができないんです。「呼吸」ですから「吸う」より「吐く」方が先! 覚えておいてくださいね。
2. 意識してトーンを上げる/抑える
緊張している時は、いつもと声の出し方が変わりますよね。
私は声が上ずりやすいので、高いトーンでずっと話し続けるのは負担が大きいです。
同じように声が上ずる自覚がある方は、話し始めから少し低めのトーンを意識すると声が上ずることを予防できます。
低いトーンで話すことに抵抗がある方もいるかもしれません。
けれど、実際にやってみると、上ずる癖と低く出そうとする意識が作用して、思ったより声は低くならないんです。
つまり、ちょうど良いトーンになるということですね。
逆に、緊張するとトーンもテンションも低くなってしまう方は、まずは胸を張る意識を。
できたら身振り手振りを大きめにするなど、声のトーンやテンションを上げやすい体の使い方を意識してください。
自分で緊張によって良くない状態に引っ張られているとわかっているなら、登壇した瞬間からその状態に抗うための防止策をとっておきましょう。
まとめ
緊張すると、体がいつもと違った状態になって「どうしたらいいんだろう」と戸惑ってしまいますよね。
そのような時のために、以下の2ステップを用います。
①緊張した時の自分の状態を把握する
②その状態に抗う対策を話し始めからしておく
何度ステージに立っても、私達プロでも、もちろん緊張はします。
でも、緊張が引き起こす異常状態に向けて事前に対策を講じることはできます。
「緊張したら、こうしよう!」と自分の癖にもとづいた対策を準備しておくだけで、安心できますよ。
いざという時すぐに対応できるよう、息を深く吐いたり、地声よりも高い声や低い声を出す練習を普段からしておきましょう!
▼より詳しく知りたい方はこちらの動画をご覧ください