MOVEDの経営も順調じゃなかったという話/むーラヂ〜こころがうごくラヂオ 第3回
株式会社MOVEDでは、社内のさまざまなメンバーが出演して、一人ひとりの働き方や組織や事業のことについて発信していく番組「むーラヂ 〜こころがうごくラヂオ」を配信しています。
この記事では、第3回の「マネジメントラジオ/MOVEDの経営も順調じゃなかったという話」の内容を抜粋しています。本編はSpotifyやAmazon Musicでお楽しみいただけます。
MOVEDを立ち上げて5年が経ち、これまで色々なことがあったと思います。その中で「ぶっちゃけマジでキツかった」ということはありましたか?
ありました。売上が伸び悩み、資金が底をつくことを何度も経験しました。そこから抜け出すことが大変でした。メンバーも頑張っていて、会社としてもいい波がきているのに、成果が追いついてこないというギャップにも直面してしまいました。
そういう時に、怖いからお金の動きを見たくないと思ったこともありました。つらい気持ちを一人で抱えて、表向きには大したことないと取り繕っていました。
それをメンバーに伝えられなかったのは、なぜですか?
プライドもあると思いますし、本当のことを知ってメンバーが不安を感じると、事業に影響が出るのではないかと思いました。自分一人で解決しなければいけないという気持ちが強かったです。
会社をたたもうと思ったことはありましたか?
MOVEDの支払いの多くは人件費なので、限界がきたらたたむのではなく、縮小しようと思っていました。
1回たたんでリセットしてから、もう一度やるという方法もあったと思いますが、なぜそれは選択肢になかったのですか?
MOVEDに対する愛着があり、なくすことは考えていなかったからかもしれません。
お金がなくなったとき、どのような行動をしたのですか?
目先のお金を得るために短期的な視点に偏ったり、何でもやるというスタンスになっていました。お客様に支払いを早められないか相談したこともありました。最終的には、メンバーにも報酬の支払いを相談しました。
数字としては伝えていなかったものの、メンバーは雰囲気で厳しいことがわかっていて、社内が少しギスギスした感じになっていました。
たしかに、そういう雰囲気はありましたね。メンバーに状況を開示すると、最初の募集でジョインした人たちの多くが辞めていきましたが、渋谷さんはどう感じましたか?
つらかったですね、悔しいです。ただ嬉しかったのは、ネガティブな反応で辞めたのではなく「MOVEDを残したいから一旦離れる、私がもらっていた報酬を使ってください」と言って去る決断をしてくれた人が多かったことです。
今のMOVEDも順風満帆ではなく、まだまだ大変なことがあると思います。そういうときにメンタルを維持するコツはありますか?
経営状態をメンバーに伝えて、一人きりで抱え込まないことです。社内・社外問わず、相談することで、アドバイスをもらえることもあります。
渋谷さんはマラソンやテニスなどもされていると思いますが、そういうものは気晴らしになっているのですか?
なっています。ネガティブな思考は無心になる時間をつくらないと残ってしまうので、一度頭から離すことは大切にしています。スポーツ以外だと、経営者の自伝などの本を読むことも好きです。読書は視野を広げてくれると思います。
まだまだ続く二人のお話…
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