経営とメンバーへの想い/むーラヂ 〜こころがうごくラヂオ 第4回
株式会社MOVEDでは、社内のさまざまなメンバーが出演して、一人ひとりの働き方や組織や事業のことについて発信していく番組「むーラヂ 〜こころがうごくラヂオ」を配信しています。
この記事では、第4回の「マネジメントラジオ/経営とメンバーへの想い」の内容を抜粋・編集しています。本編は、SpotifyやAmazon Musicでお楽しみいただけます。
今回は、第3回の「MOVEDの経営も順調じゃなかったという話」に引き続き、経営について掘り下げていきます。
私がジョインしたのは、新型コロナウイルスが流行する直前でした。前回の話にあったキャッシュが底をついたタイミングと同時期にジョインし、私は「未来会議」をはじめました。
懐かしいですね、その時に未来会議ができたんですね。
「未来会議」は不定期に有志のメンバーでMOVEDについて話し合う場です。
まだキャッシュが底をついていることは知らされていなかったものの、その頃のメンバーにはモヤモヤが溜まっているような雰囲気がありました。
あえて渋谷さん以外で話してもらうようにしたのですが、渋谷さんはどう感じていましたか?
ありがたかったです。私にはそういったアイデアがなかったので、斬新で素晴らしいと思いました。ただ、私は「未来会議」のSlackチャンネルを閲覧できず、何が話されているのかは分からなかったので、どうなるのかなと思っていました。
なぜそのアイデアを思いついたのかはよく覚えていませんが、対面で顔を合わせていないからこそ、話す場を設けることが重要だと感じたのかもしれません。
ただコミュニケーションを取ることだけが目的ではなく、MOVEDを改善するために、モヤモヤを吐き出すというのが良かったと思います。
MOVEDはフラットな組織を目指していますが、本能的に上下関係を意識することは避けられないと思います。
そうですね。個人の意見として発言していたつもりでも、代表である私が最初に意見すると、他のメンバーが遠慮してしまうことがありました。自分がメンバーの立場だったら、同じように感じると思います。
話は変わりますが、MOVEDのメンバーも2年前と比べると大きく変わりました。最近、社内メンバーに働き方に関するアンケートをとったところ、多くの人がMOVEDが好きだということが分かりました。
勤務時間を自由に変えられることはMOVEDの良さですが、一方で、一般的な会社のように指示を待ったり許可を求める働き方を受け入れる仕組みづくりをしていません。
一般的な会社と違うことは、社内メンバーにも話しています。
会社員生活が長いと、自律して仕事に取り組める人は少ないと感じています。
渋谷さんは一般的な会社員の働き方についてどう思いますか?
私が一般的な企業の働き方を経験したのはサイボウズにジョインしたときですが、それまでは2人で会社を経営していたので、スピード感の違いを強く感じました。これはサイボウズ特有のことではなく、一般的な企業全般に言えることだと思います。
経営者として自律して動いていた渋谷さんからすると、遅く感じるのですね?
遅いというよりは、カルチャーギャップがあったと思います。
なるほど。私も色々な会社を渡り歩いてきたので、カルチャーギャップを感じた経験は何度もあります。他の組織を知っているからこそ、疑問に思うことも多いですよね。
まだまだ続く二人のお話…
続きはポッドキャストでお楽しみください!