メンバー全員に経営視点 社内研修に「MG研修」
2022年9月6〜7日にMOVEDで社内研修の一つとして、MQ研修を実施しました。
外部の方もご参加いただき、社内外の交流を兼ねて楽しく学ぶことができました。
MG研修とは?
MGは昭和51年に西順一郎氏が開発したビジネスゲーム。井深大、本田宗一郎、ドラッカーの経営論を基本思想とし、「儲けるための経営者の数字の発明」MQ会計と「誰でも簡単に実態がわかる決算ができる」マトリックス会計がゲームに組み込まれています。
参加者それぞれが資本金300万円を使って、材料を仕入れ、加工・製造して製品化、それを販売する模擬会社の社長となり、社員の採用、設備投資、研究開発、広告宣伝など、様々な手法を選択・実行しながら会社を発展させていきます。
5年分の経営をしますが結果はさまざま、莫大な利益を上げる社長もいれば、倒産させてしまう社長もいます。
MG研修の目的は?
「どんな行動をとるべきなのか、何が最善なのか」を考え、決断する、それをシミュレーションできるゲームです。
また、結果を自分自身で決算書にまとめる事によって「自分の意思決定がどのような結果になったのか」を理解し、仕入れ原価や人件費、各経費と利益の関係を理解ができます。
これが理解できると「原価・値決め・売り方」の意識が変わります。
経営者だけではなく、社員さんともこのゲームを通して「共通言語・共通意識」を持つことにより、「全員経営」への道に繋がります。
研修を実施した背景・思い
弊社代表の渋谷がMG研修を自身で体験し、MQ会計を社内で活用していました。
しかし月次で数字を展開しても、活かした運用ができていなかったことがきっかけでした。
弊社は現在24名が在籍していますが、全員がフルリモートで働きながら兼業をしているため、このゲームを社内で実施することにより、
- 共通言語/共通認識を持って話ができること
- 「経営」の視点を持ちながら事業推進できること
というメリットを感じ、研修実施に至りました。
講師・インストラクター
株式会社Simplest
代表取締役 野間 靖弘 氏
西研究所認定MGインストラクター
MG研修を実施してみて
MOVEDからは、東京、埼玉、愛知、福島、北海道から8名のメンバーが参加し、うち7名は初めてのゲームでした。
今回の研修に参加したメンバーの感想を一部掲載させていただきます。
MG研修を良いと感じたのは、実社会もそうであるように、色々な状況が自分だけで決まっていくのではなく他者との関わり等、様々な情報を瞬時に判断して決定していくことで、数字(結果)が変化していくのを実体験として感じられる、学べることでした。
実はMG研修は会社員時代に一度やったことがあって、ただただ数字と睨めっこでしんどい、というマイナスがイメージがありました。でも今回はMOVEDメンバー以外にも、大学生や小学生も混じって、ゲームそのものが面白く、休憩時間も忘れて没頭するほどでした。
しっかり売って儲けたつもりでも、決算してみると赤字に
全く想定しなかった事が起こって計画を変える必要が出てきたり、自分の意思決定がもたらすお金の動きが目に見えて体感できました。
私のゲーム上での会社は4期目で倒産w
会社にも人にも先行投資が必要で、目先だけでなく未来のために今やるべきことを見抜く力、これが経営者に必要な力なのだと体感しました。現実では経験したくないことだけど、ゲーム上で失敗から学べるのがいいですね。ぜひまた参加したいです!
野間さんの説明と進め方..特に大事にされている気づきの引き出し方や教えすぎないところはすごく共感できたし、素晴らしい進行でした。
あらためて野間さんの講師っぷりで講師力の大切さを学びました。
今後の取り組み
社内ミーティングの際にMQ会計を使っていくと共に、今回のゲームを定期的に社内で実施することにより会計知識の底上げと定着を目指していくことにしました。
次回開催の際は、また外部の方も交えて行えればと考えているので、またお知らせさせていただきます。