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リモートワーク(テレワーク)は事情を抱える中高年にこそ必要だ!

2022.05.27|業務改善支援

リモートワーク 業務改善

リモートワーク(テレワーク)は事情を抱える中高年にこそ必要だ!

こんにちわ、プロ雑用です。
世界的なウイルス感染の流行がおこって、もう二年以上立ちました。
その間に、「リモートワーク」や「テレワーク」という言葉が世間にすっかり定着しましたね。

しかし、言葉の定着とは裏腹に、リモートワーク(テレワーク)を実施している企業って見たこと無い、という人も多いのではないでしょうか?実態はどうなのか調べてみました。

どれくらいの企業がリモートワークって実施してるのか?

今年(2022年)3月に、東京都産業労働局が行った調査によると、22年2月時点での東京都内の企業におけるリモートワーク(テレワーク)を実施している割合は、約6割だそうです。

東京都リモートワーク実施企業割合
東京都産業労働局発表報道資料
テレワーク実施率調査結果(22年3月)より抜粋

9月の緊急事態宣言終了後は下がったポイントが上昇しているというところは興味深いですね。この数値が、高いか低いかは議論が分かれるところかもしれませんが、とにかく半数以上の企業が実施しているという結果。

では、全国でみるとどうでしょう?
総務省のデータは少し古いものですが、21年3月では、全国平均は38.4%。
同じ時期の東京都内では、約56%ですので、比較してもだいぶ低いことがわかります。

全国テレワーク実施状況
コロナ禍における企業活動の変化 (1)
テレワークの実施状況より抜粋

また、日本生産性本部が実施した22年1月の調査によると「テレワーク実施率は過去最低の18.5%」となっており、上記調査にくらべても非常に低いですね。調査方法はそれぞれの機関によって異なりますので、一概にどれが正しい、ということはありません。あくまで参考情報として見たほうが良いですが、それでもおそらく、都市部と、それ以外の地域とではリモートワーク・テレワークの実施率には格差があるというのは間違いないでしょう。

考えられる要因として、企業のIT化、DXの遅れというのも影響があるとはおもいますが、もっと大きく物理的な要因、たとえば工場や建築現場などリモートワークができない業種業態というのもありますから、実施率に格差があるのは致し方ない部分もありますよね。
(それでもできることはあると思いますが)

MOVEDは全員リモートワークが基本

弊社MOVEDは設立当初から、全員リモートワークです。
MOVEDのメンバーは、日々の業務を、全国さまざまな場所から実施しています。

地域別MOVEDメンバー

居住地は東京が最多ですが、京都、大阪、福島、新潟、北海道、岡山などにMOVEDメンバーは居ますし、また地方出張しているメンバーはその出張先から業務を日々行っています。日常的なコミュニケーションはビジネスチャットによるテキストを基本として、対面が必要な場合にはZOOMなどのビデオミーティングで行っています。(ちなみに電話はほとんどありません)

リアルに会うのは同じ東京にいるメンバー同士ですら、年に1度くらい。
MOVEDは設立当初からリモートワーク前提(フルリモートと言います)だったので、それを理解している人だけがジョインしているということが大きいとは思いますが、リモートワークの課題としてあげられるコミュニケーション不足などの困ったことは、まずありません。

そんなリモートワーカーの多い弊社、さぞかしメンバーも若い人が多いのだろう、
と思わるかもしれませんが、じつは平均年齢は37.4歳、私の所属する働き方デザイン事業部に限ると、平均年齢は、なんと41.2歳!(アラフィフもいます!)

意外と年齢が高い!と思いませんか?

大事なものを守るためのリモートワーク

「自由な働き方をしたいから、リモートワーク!」
リモートワーク・テレワークをする人のイメージは、世間一般的にはこんな感じが多いのでは。束縛や管理を嫌う若い人が、リモートワーク・テレワークをしているというイメージを持っている人も多いのではないかと思います。

もちろん、それもリモートワーク・テレワークを選択する立派な理由です。エンジニア・プログラマーなどIT職種の人は「雑音の少ない集中した環境で仕事をしたい」「自分好みに整えた環境で仕事をしたい」ということで、リモートワーク・テレワークを選択される方も居ます。

しかし、そういった個人的な趣向や要望ではなく「大事なものを守るためのリモートワークを選択する」「事情があってリモートワークでないと働くことが難しい」ということもあるのです。

その「大事なもの」や「事情」から、フルリモートできるMOVEDを選んだ、というメンバーも弊社では少なくありません。

その大事なもの、事情とは「家族」です。

子育て中の夫婦共働きだけど、子どもとの時間を大切にしたい、保育園の送迎や急なお迎えに柔軟に対応したい、というお子さん中心の家庭は一般的によくある理由かと思いますし、弊社にもそういったメンバーは多いです。

また障害を抱えたご家族や、高齢のご家族の介護のためというメンバーも居ます。
特に介護を抱えるご家庭は、子育て家庭よりも、この国では今後ますます増加することが考えられます。場合によっては、子育ての期間より介護のほうが長期間であることもありえますし、さらには、子育てと介護が同時に発生するケースもありますよね。

ご家族の介護に関しては「家族の介護のために会社を退職せざるを得なかった」というような内容のニュースを見ることを少なくありません。しかし、仕事を辞めてしまうと収入も減ることになりますし、やりがいや責任感から仕事をやめられないという事情もあるでしょう。介護を選ぶか、仕事を選ぶか、そういった板挟みの悩みを抱える人は今後ますます増えると考えられます。

リモートワーク・テレワークで仕事ができる環境が整っていたら、そんな悩みを抱える必要はないかもしれません。また、家族のお世話のあるなしに限らず「パートナーや家族と過ごす時間を大切にしたい」というのは、人としての基本的な願望のひとつではないでしょうか。

そんな基本的な願望が叶えられない社会は、健全な社会といえるのか?

そろそろ「オフィスには必ず出社しなくてならぬ」という思い込みからは、卒業してもいいかもしれません。もちろん、接客などの対面対応が必須な職業の場合はその限りではないですが、それでもIT化やDXによる工夫はまだまだできるはずです。

さらには、家族同様のペットとの時間を大切にしたい!ということだって、フルリモートで叶えられるんですよ!弊社にはそんなワガママを叶えてしまったメンバーも在籍しています!

MOVED 今野
サイボウズのイベントに登壇。愛犬家のエゴを前面に押し出して内容で多くの共感を得た

この例は極端かもしれませんが、それでも皆さん自身、あるいは皆さんの周囲には、子育てやご家族の介護を抱えているメンバーがいるのではありませんか?ご自身が今現在そういう環境ではなくとも、将来的にそうなる可能性も少なからずあるはずです。

経営者の方も「今はそんなメンバーは居ないから大丈夫」と考えているのだとしたら、それは考えが甘いと言わざるを得ません。そういった制度がないのであれば、実際に子育てや介護の課題を抱えている人がいたとしても、相談には来ないかもしれませんよ。気がついたら大事なメンバーの退職が決まってしまった…なんてことは現実にありえる話です。

人は年齢問わず、さまざまなライフスタイルの変化が日々訪れます。

ご自身が難病になる可能性だって大いにあります。
弊社でも、現在の医学では根治できない難病を抱えているメンバーが在籍しています。
そういったメンバーも許容できるのも、柔軟なリモートワークだからこそです。

みなさんの会社でも、リモートワークを取り入れたら、メンバーがもっとイキイキと働くようになるかもしれませんね!何よりあなた自身がもっとキラキラ働けるようになるかもしれませんよ!

これからも、MOVEDはさまざまな事情を抱えたメンバーがイキイキと働けるきっかけとなるような制度や組織づくりを行っていきます。

INFORMATION

【記事製作者】

プロ雑用・小林

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