kintone hive 2023 仙台会場に参加してきました

2023年4月13日に開催された”kintonehive仙台2023“にMOVEDメンバーが参加してきました。

参加レポートを公開します!!

目次

kintone hiveとは?

kintonehiveとは、kintoneの活用アイデアをユーザー同士で共有するライブイベントです。
日頃の業務でkintoneを使いこなしているユーザーが一堂に会し、
業務改善につながるkintoneの活用ノウハウをそれぞれの視点で披露・共有します。

引用元:https://kintone.cybozu.co.jp/jp/event/hive/

過去にkintone hive登壇したメンバーがMOVEDに在籍しています

全国6会場で登壇された方の中からそれぞれの地区代表を、kintone AWARD ファイナリストとして選出します。
今回は、北海道・東北地区代表の選出がありました。
MOVEDメンバーからは業務改善支援部門から小林さんと齋藤さんが参加しました。

業務改善といえばkintone(キントーン)!?kintoneって結局何ができるサービス?

kintone hiveは開始前から楽しめます

kintoneコミュニティ 『キンコミ』のノベルティを手に入れたりして始まる前からワクワクしてきます。

それでは、各登壇者の方の発表をご紹介します!!

1社目 株式会社グローバルフィールド 保坂 梨恵 さん

『定時ダッシュに命をかける田舎零細企業のデータ管理と働き方改革』

青森シャムロックというブランド鶏の衣装の畜産業の保坂さん。
「離婚したので慰謝料代わりに会社を引き取った」という経緯に会場は、驚きながらどんどんお話に引き込まれました。

引継ぎもあまりない中、kintoneライトコースを導入。


ポータルで、普段から生き物の生死をちゃんとデータで把握し、数値をグラフ化して正しく定量的に把握することが非常に重要ですが、意外とできていない会社も多いです。またアプリだけではなくスペース活用にも触れられました。アプリ以外のkintoneの機能に関してはkintonehiveでも触れられる機会が少ないです。kintone導入後、働きやすく利益も出るようになり、嬉しくなりました。kintoneの基本機能をしっかり使っていた発表でした。

2社目 旭川信用金庫 古田 真之さん 

『信用金庫とkintone』

kintone導入前の課題の「システム部門へ依存しているIT環境」や「個人データの取り扱い」。これは信金特有問題ではなく、IT部門への依存がリテラシーを育てることを阻害しているという面は多くの企業でもよくある課題です。EXCELの事務作業をアプリ化してみよう!という試みに障害が…。導入初期にあるクラウドアレルギーです。

そこを「小規模なアプリ開発、そんなにすごいアプリじゃない。」からスモールスタート。kintoneが定着した企業の方がよく言ってます。コロナのような緊急事態において、すぐにアプリが作れる kintone は、まずスモールスタートでき緊急事態と相性がいいです。小さな成功体験が、新しい気づきがある。それがスモールスタートのいいところです。

そして着実に実績を積んできたことで、一度挫折したアプリに再挑戦!いい流れです。全体的にkintone導入のお手本のようなステキな流れの発表でした。

3社目 株式会社ニイヤマハウス 長南 卓弥さん

『元プロゲーマーが住宅会社に転生したら最強だった件』

家を建てて終わりではなく、実際に業務の6割はアフターフォローとのこと。各担当が持っていたバラバラな情報を、kintoneの導入で、業務のkintone化・情報の集約・情報の共有が可能になり、ムダな会議や業務時間を減らすことへ成功。

対応の内容には声掛けなどアナログな対応もありました。なんでもkintone化すれば良いというものではないですよ。kintone化が目的ではないですから。

4社目 東北特殊鋼株式会社 桜井 利江さん、木田 司さん

『成功のカギは「kintone喫茶」』

紙とエクセルの文化がなかなか根強く…やるぞ!と決めたのに最後までやり切れない…。解決するために共有の場、kintone喫茶をつくった!

社内にコミュニティを作る。仲間が社内で出来ると心強いですよね。
kintoneの浸透については「かならず使うものをアプリ化して使わざるを得ないようにしたらいいのでは!?」意外と忘れがちな視点です。kintoneでもブラウザでの印刷だとわかりにくい部分を帳票プラグインで解決。データにしても印刷してみたいっていう要望は依然として多いです。帳票出力は重宝されます。

集計・分析はkrewDashboardで見やすく、集計の手間も削減されました。小さな成功事例が部署の壁を超えて広がっていく。ムーブメントの中心に社内コミュニティがある。お手本のような広がりかたでした!

5社目 株式会社昇栄 山崎 梨英さん

『ライトコースでどこまでできるか、基本機能の極限活用が生み出したものとは!?』

物流の企業で、会社本部の業務改善の話

スライドのダルライザーが気になってたまりません。専務はレガシーな社内のしくみ憤慨!ミスを削減するためのフロー地獄…改善活動は言った人に負担がかかりがち…あるあるです。

解決のためにミッションを自分自身へ課し取り組むことに
・kintoneライトコースを活用し、品質とスピードを両立。
・本社業務へ改善風土をつくりkintone旋風を巻き起こす!
全銀フォーマットを出力し、入力の手間が1/4に。基本機能の計算式でエラーチェックを行う。ライトコースでもここまで出来るんです。

「詳しい人、プロじゃないと作れない!」という意識から解放されるっていうだけでもkintoneを導入する価値はあります。「道具を正しく使う」ということが如何に大事か、という基本だがとても大切な内容でした。特に「ライトコースは改善思考を育てる」という言葉はとても突き刺さりました。

https://twitter.com/hitomick1103/status/1646414096651395072?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1646414096651395072%7Ctwgr%5Ebc5055933752a7d74e9be26c10f8330f6130d46b%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fpreview%2Fn9cb989a6929d%3Fprev_access_key%3D571ca279a79ebe46d4d20681e6c7d279

6社目 有限会社光成工業 畠山 成光さん

『kintoneで作るわくわく×どきどき 楽しい!を入り口に』

kintone導入するも使われないアプリたち、共有されない情報、改善に自分たちで取り組むもうまく行かない、外部業者にシステム組んでもらうもダメ。高いお金をかけたシステムが使えない…。あるあるです。そこで社長から「全員でやること!全体朝礼で言うように」トップダウンで強制巻き込み。これも一つの普及手段です。

日報のkintone化を切り替え告知の動画で周知後、キックオフで日報原本を破く儀式👀この徹底具合はスゴイです!もともと社内文化良いのだろうというのが伝わってきます。なかなかこれだけ振り切れません。

kintoneの導入と活用には社内文化の醸成ってのはものすごい大事です。意外とこの部分は軽視されやすいのですが。krewSheetのクロスモードで、受注表、工程表もkintoneで可能に。発表がとても楽しく印象に残りました。

kintone hive 2023 北海道・東北代表は?

kintone hive 2023 北海道・東北代表は、有限会社光成工業 畠山 成光さんに決定しました。

今回の発表内容は基本機能部分や導入後の取り組みのお話が多く、登壇者さんの気持ちが伝わってくるとても良い発表ばかりでした。どこの事例でも経験するような参考になる事例が多かったです。最初に楽しむための3ステップで言われていた通り、自分の「引き出し」が増えたと思います。
そしてこれまでの学びを共有いただいた登壇者の皆様ありがとうございました。

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