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【研修後レポート】プレゼン研修で「思いを伝える伝え方」を学び、まちづくりに活かした例

2020.03.04|つたわるプレゼン

訪問研修

【研修後レポート】プレゼン研修で「思いを伝える伝え方」を学び、まちづくりに活かした例

2019年12月、新潟県糸魚川市ヒスイ王国館にて、糸魚川創成塾2019実行委員会様主催のプレゼン研修がおこなわれました。

「まちづくり」に必要なのは、アイディアだけでは足りません。そのアイディアが相手に伝わって、初めて「まちづくり」に繋がるのです。「なぜ、まちづくりにプレゼン研修が必要なのか」、そして「プレゼン研修を経て、どう変わったのか」をお聞きしました。糸魚川創成塾2019実行委員会の山崎和俊さんにお話を伺いました。
(聞き手:西方正英)

上手く伝えられずに企画が通らないことが課題だった

プレゼン研修で「思いを伝える伝え方」を学び街の活性化に活かした例

ープレゼン研修を開催した経緯をお聞かせいただけますか?

山崎さん

元々は糸魚川創成塾の事業の一環として、毎年ビジネスコンテストをおこなっていたんです。その参加者のために、人前で話すノウハウを学ぶ場を提供しようとプレゼン研修を企画したことが始まりですね。

思いがあっても相手に伝わらなければ共感者は増えないので、相手の心を動かすことの大切さとそのスキルを学ぶ場を設けました。

ー詳しくお聞かせいただけますか?

山崎さん

私は糸魚川市の職員なのですが、これまで商工観光課の起業支援室で、様々な事業や企画をスタートさせようと取り組んできました。ですが、うまく自分の考えを伝えることができずに、その企画が通らないことがあったんです。

でも、それは企画が悪いのではなく、伝え方が悪かったのだと気付いたんです。「この事業はかならず糸魚川のためになる」そう思っていても、自分の考えが伝わらずに何度も歯がゆい思いをしてきました。

自分以外でも、そういった光景を目にする機会が多く、なんとかしたいと思っていたところ、渋谷さんに出会ったんです。そして、渋谷さんのプレゼンを聞いて、私のココロが動いた。それがきっかけですね。

研修後は一人ひとりが伝え方を意識するように

研修後は一人ひとりが伝え方を意識するように

ープレゼン研修から2ヶ月弱ほど経ちましたが、日常で活かせていると感じることはありますか?

山崎さん

話すときに間を置くなど、常に話し方を見直すようになりましたね。そして、相手の話し方にも注意して勉強する習慣が身に付いたように感じます。

他の受講者からも、「自分の話し方のクセに気付き、そのつど改善するようになった」と聞いています。

ー今後どのような点で活かせていけると思いますか?

山崎さん

行政は伝える力が必要な場面がたくさんあると思います。市民、事業者、市議会などなど。また、自分たちのやりたい事業を、上司や財政部門に伝えるときに、この話す力が活きてくると思っています。

窓口で対応する職員も、市民の誰もがわかるような伝え方ができるようになれば、お客様をお待たせする時間も少なくなるのではないでしょうか。

まちづくりは伝わるコミュニケーションあってこそ

ープレゼン研修で得られたものを、今後どのように活かしていきたいですか?

山崎さん

みんなが伝え方を意識すると結果的に生産性が上がるのではないでしょうか。たとえば、会議の時間が短くなって、その時間を有効活用できるようになります。

上手く相手に伝えられないことで、議論が長くなってしまうことが多いんですよね。これが解消できると、余裕を持って仕事ができるようになります。

そうすれば、新しい事業にも取り組める。それができる人もいるのですが、今は数が少ないんです。できる人が増えれば、どんどん活性化に繋がり、良い循環ができる。

これからの時代、どんなにIT化が進んでAIが発達しても、最終的には人と人のコミュニケーションが大切です。「誰かに自分の思いを伝えることの重要さ」が必要とされる時代が来ると思っています。

糸魚川には、まだまだ素敵なアイディアが眠っているはず。そして、その思いをしっかりと伝えることができれば、誰かのココロを動かし、それが「まちづくり」へと繋がっていくと信じています。

そのためにも、今後も繰り返しセミナーを開催して、糸魚川全体のスキルアップを促進していくつもりです。

【プレゼン研修】まちづくりは伝わるコミュニケーションあってこそ

ー最後にプレゼン研修の実施を検討している方にメッセージがあればお願いします。

山崎さん

今回は3時間ほどの短い時間でしたが、「相手目線のプレゼン作り」、「自分の主観を入れる大切さ」など、人に伝えるノウハウをしっかりと学ぶことができました。

百聞は一見にしかず。とにかく楽しい研修でした。人前で話すことに苦手意識のある人には、ぜひこの楽しみを味わってもらいたいですね。

「どんなに素晴らしい企画やアイディアも、相手に伝わらなければ意味がない」そう語ってくれた山崎さん。今回のプレゼン研修を経て、糸魚川の「まちづくり」が、さらに活性化していくことを楽しみにしています。

糸魚川創成塾

新潟県糸魚川市の事業再建支援の拡充とUIターン創業の促進を目指し、ビジネスコンテストを開催。次代のまちづくりを担う人材の育成に力を入れている。
糸魚川創成塾Facebookページ>>

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【記事製作者】

MOVED編集部

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