抑揚をつけたプレゼンでの話し方が身につく3つの練習方法
プレゼンでどうしても棒読みになってしまうこと、ありますよね。とはいえテクニックに気を取られると、ますますぎこちなく伝わってしまうこともあると思います。そこで今回は、「自然に棒読みを卒業できる」ポイントをご紹介します!
皆さんこんにちは!株式会社MOVED 話し方トレーナーの桜野友佳です。
同じくMOVED話し方トレーナーの櫻井飛鳥です。
さて、今回のテーマは「脱!棒読み」です。
「棒読みになっちゃう…」というご相談はまだまだ沢山いただきますよね。
用意した原稿を熱心に読んでしまったり、緊張して話すことに必死になってしまうなど…様々な理由から「棒読みになってしまう」とお悩みの方、とても多いですよね。
棒読みになってしまうと「話がつまらない」と言われてしまったり、聞き手が寝てしまっていたり…
それは切ないですね…しっかり作り込んだストーリーや資料があっても、話し手がその内容を聞き手に伝えられないのはもったいないです。なので、この記事をご覧の皆さんは棒読みから卒業していただきたいのです!
以前公開した動画「脱!棒読み!!」で棒読みの対処法をご紹介しましたね。この回では表情と声はリンクするということで表情筋トレーニングをご紹介しましたが、今回はまた違ったアプローチなんですよね。
そうなんです!例えば声のトーンを変える・話すスピードを変える・強弱をつける…など、ただ「棒読みにならないように」と思うと、大変そうに思えてしまうのですが…
もしかして、簡単に抑揚がつけられるようになる方法があるんですか…?
はい!あるんです!では早速「誰でも抑揚がつけられる練習法」をお伝えしていきたいと思いまーす!
練習手順1:好きなものについて誰かに全力で話す
その練習法とは…自分の好きなものについて誰かに熱く話すことです!
え!?これだけ!?
はい。これだけです。飛鳥さん、ご自分の好きなものを話す時って、どんな話し方になりますか?
私はプレゼンすることが好きなので、プレゼンの楽しさについて話すとなるとワクワクして、笑顔になります!言葉に勢いも出るかも!
いいですね!その心の動きがすごく大切なんです。好きなものの話になると、心はポジティブな方向に動きますよね。この練習では「自分の心がポジティブな方に動く時、どんな話し方になるか」ということを客観的に知ることができるんですよ。
なるほど!楽しい時、自分はどんな笑顔、どんな声になるのかを知って、これをプレゼンの時に再現すればいいんですね!
練習手順2:苦手なものについて誰かに全力で話す
今度は自分の苦手なものについて話すことをやってみましょう。
苦手なもの…この練習では、ネガティブな心の動きに注目する、ということですね!?
正解です!苦手なものを話す時、飛鳥さんはどんな気持ちになりますか…?
うーん…楽しい気分にはなりませんね。テンションも下がりますし、声のトーンも下がったり、表情も暗くなりがち…
ですよね…心もネガティブな方に動きますよね。その心の動きに引っ張られて表情が暗くなり、声も暗くなってしまうわけです。
この練習をすることで、自分がネガティブなことを話す時にどんな表情になるのか、どんな声になるのか、よくわかりますね。
あえてポジティブな話とネガティブな話を両方してみることで、その違いを知ることができるんです!
練習手順3:気持ちを引き出せるようにする
最後の仕上げです!実際に話すことで気が付いたポジティブトークをする時の自分とネガティブトークをする時の自分の変化を引き出せるようにする!です。
自分はこんなに楽しそうに話すことができるんだ!とか、逆にネガティブな話題のときにはこんなにテンション低いんだ…という違いがわかったので、これを普段のプレゼンで活用できたら、棒読みから卒業できますね!
メリットを話す時とデメリットを話す時で、全然違う表情になりそうですよね!
プレゼンをする時「今この話題を話している自分、どんな気持ち?」と自分に問いかけてみると気持ちを引き出すことができるようになりますね!
まとめ
今日のおさらい!抑揚は話し手の気持ちの動きです。話している時の自分の気持ちを意識することで自然と抑揚がついてきますよ。
テクニックにばかり気を取られてしまうと気持ちの部分を忘れてしまうので、まずはご自身の気持ちの動きを大切にして話しましょう。
テクニックの習得はそのあとです!気持ちの汲み取りができるようになると様々なテクニックも身に付けやすくなりますよ。テクニックについては関連動画もぜひ参考になさってください♪
皆さんの想い、聞き手にしっかりと伝わりますように!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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