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新入社員向けプレゼン研修の様子をご紹介します
2019.06.18|つたわるプレゼン

2019年5月21日・22日の2日間、サイボウズ株式会社(東京都中央区)にて「新入社員向けプレゼン研修」を行いました。当日は株式会社MOVEDの代表・渋谷雄大とHRスペシャリストの河西見が講師を担当しました。
サイボウズ株式会社様について

MOVEDの社長、渋谷がエバンジェリストとして活動しているサイボウズ様。ビジネスアプリが作成できる「kintone」や中小企業向けグループウェア「サイボウズ Office」等を展開されています。「100人いれば100通りの働き方」というビジョンを掲げ、チームワーク溢れる社会を作るための活動に取り組まれています。
開催の経緯
プレゼン研修を新入社員研修に導入されている企業はまだまだ少ないのではないでしょうか?

どんな部署にいても自分が伝えたいことを伝えるという場面は出てきます。
なかなか体系的に学ぶ機会の少ないプレゼンですが、今やどんな役割の人でも必要とされるスキルです。「今後各部署へ配属された後のためにも、新入社員の皆様にプレゼンのスキルを学んで欲しい」ということで、ご依頼を頂きました。
研修の様子
今回の参加者は配属を翌日に控えたサイボウズの新入社員の皆様。本研修は2日間に渡って、「シナリオ」「デザイン」「トーク」についてお話ししました。
講義と合わせて新入社員の皆様にはグループごとに好きな企業を選定・調査し、その企業についてプレゼンしていただきました。
シナリオ|理想的なプレゼンテーションに必要な3つのポイント


プレゼンは相手に対するプレゼント。以下の3つがポイントとなります。
- 行動を起こしたくなる
- 幸せな気持ちになる
- 誰かに伝えたくなる
プレゼンをつくる上で最も大切となる「ビジョン」「キーメッセージ」「構成・ストーリー」の作り方をお伝えしました。
デザイン|プレゼン資料の立ち位置は「映画の予告編」

プレゼン=資料ではありません。プレゼン資料の役割には以下の4つがあります。
この4つのポイントを踏まえて、資料のデザイン方法をお伝えしました。
- 世界観を作る
- リズムを付ける
- 情報の核を与える
- 一人歩きさせる
トーク|相手をワクワクさせる「想い」と説得力のある「ロジック」
プレゼンを論理的に説得力を持って話すためのフレームワークとして、以下の5つをご紹介しました。
このようなフレームワークは社内決裁や営業活動で活かすことができます。
- 主張と根拠
- ピラミッドストラクチャー
- MECE
- 3C分析
- SWOT分析

プレゼンには「ロマンとそろばん」が必要だと思っています。多くの人がワクワクする「ロマン」と裏付ける根拠としての「そろばん」。
ロジカルシンキングの基本的なフレームを頭に入れておくことで、より多くの人が納得する「説得力」あるプレゼンができます。
新入社員の皆様によるプレゼン発表会
講義の内容を踏まえ、新入社員の皆様にはグループ毎に興味のある企業を選定し、プレゼンテーションを行っていただきました。


あえて自社や競合他社ではなく、自分たちの興味のある企業を選んでもらいました。
興味のある企業の魅力をいかに相手に伝えるか。
各チームとも、工夫を凝らしたプレゼンで、クオリティも高く、どの企業にも興味が湧く素晴らしいプレゼンでした。
参加者の声
スライドデザインからプレゼンの基本エッセンスなど、全体的、網羅的に触れることができたので、とても満足しています。
これまで背景や文字の色は適当に決めていたので、色、文字の大きさ、フォントに理由を持って使うと意味のあるスライドになるという話が印象的でした。
渋谷さんが一人一人に興味を持ってくださっているのがよく伝わり、こちらも積極的に関わろうと思えました。どの話もわかりやすく説得力に満ちていました。
「相手の立場に立って考える」が基本中の基本である、ということに気づきました。
伝える情報、資料のデザイン、話し方、全ての面で自分がやりたい方法ではなくて相手のニーズや伝えやすさを常に考える必要があると学ぶことができました。
今までなんとなく良いプレゼンだなあと思っていたことが、なぜよかったのか言語化されていく感覚が興味深かったです。
まとめ

株式会社MOVEDでは企業様向けのプレゼン研修やパーソナルトレーニングを行っております。お問い合わせはMOVED公式サイトお問い合わせフォームより、お待ちしております。