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プレゼンにおける挨拶の重要性~具体的な挨拶内容もご紹介~

2024.01.27|つたわるプレゼン

プレゼンにおける挨拶の重要性~具体的な挨拶内容もご紹介~

プレゼンにおける「挨拶」は形式的なものではなく、プレゼンを成功へ導く鍵ともいえます。場の空気を和ませ、聞き手を惹きこむことで、その後のプレゼンテーションがよりスムーズに伝わります。
今回は、プレゼンにおける挨拶がもたらす効果と、具体的なプレゼンにおける挨拶内容、アプローチについてご紹介します。

そもそもプレゼンにおける「挨拶」とは

そもそもプレゼンにおいて「挨拶」は必要なのでしょうか。
張り詰めた空気の中で、プレゼンテーションを行うことは緊張にも繋がり、いい内容を準備していたとしても、よい成果に繋がりにくいでしょう。場を和ませ、話し手・聞き手双方に気持ちが緩んだ状態で、プレゼンテーションの本題を話した方が、本当に伝えたい内容もスムーズに受け入れてもらえます。

落語におけるつかみ

また、「最初が肝心」「初め良ければ終わりよし」とはよく言いますが、プレゼンでも、本題における製品やサービスの説明に繋げるためにも、冒頭の挨拶は重要です。落語では枕(まくら)と言われる冒頭のつかみ(小話)で、観客の気持ちを解きほぐすとともに観客の反応を探ります。プレゼンでも「つかみ」がある場合とない場合では、その後の空気が変わります。プレゼンを開始してすぐは聞き手の聞く姿勢が整っていない場合も多く、本題に誘導するためにも「つかみ」があると空気が作りやすくなるのです。この挨拶部分であまり効果的なアプローチが出来ないと、その後プレゼンの時間が聞き手にとって興味がないものとなる場合も。
逆に挨拶部分で「つかみ」の文字が表す通り、聞き手の気持ちを惹きつけることができれば、プレゼンが成功する確率も大きく上がります

このように挨拶とは単なる形式的な一文ではなく、プレゼン全体の印象を左右する鍵と言えます。冒頭の挨拶が成功すれば、聞き手は引き込まれ、プレゼンテーション全体の印象が向上します。
効果的な挨拶を行うことで、場を和らげるだけでなく、プレゼンの聞き手に印象付けることに繋がり、また話し手自身も本来のプレゼンを行うことができるでしょう。

プレゼンにおける挨拶~具体的にどういったことを話せば効果が得られるのか~

ではプレゼン時の挨拶はどのようなものがいいのでしょうか。

プレゼンにおける挨拶

「本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。株式会MOVEの鈴木です。本日は○○について、そしてその効果や実例についてご紹介します。では、○○についてまずはご紹介します。・・・」
このような挨拶を行っている方は多いのではないでしょうか。
プレゼンの場を設けてもらったこと、聞き手の時間をもらったことに「ありがとうございます。」と感謝の言葉を伝えていることは、聞き手にとってマイナスな印象にはなりません。しかしこの挨拶を行うことで、聞き手を惹きつけることは難しいでしょう。
挨拶には必ずこれをやらなくてはいけないというものはありません。
プレゼン会場に来るまでに発見した新しいお店や聞き手の服装に合わせた問いなど、シンプルな声掛けで十分です。挨拶を工夫し、聞き手を惹きこむようにすることで、プレゼンテーション全体の印象が大きく変わります。
今日から使える具体的な挨拶の例をご紹介します。

ストーリーテリング

挨拶冒頭に短い物語を交えることで、聞き手の興味を引きます。
例えば、「先日、私は街で偶然にも○○に遭遇しまして…」といった形で、リアリティを感じさせるストーリーを紹介します。

興味を引く統計データや事実

驚きや関心を引く統計データや事実を挨拶に盛り込みます。
例えば、「ご存知ですか?毎日、世界中で○○の数が△△(数)増加しています」といったデータを提示し、聞き手の興味を喚起します。

質問を投げかける

聞き手に積極的な参加を促すためにも、挨拶冒頭で質問を投げかけましょう。
「皆さん、ここ最近の生活の中で、一番印象に残っていることは何でしょうか?」というように聞き手が思い描きやすい問いかけは、前向きに参加する、話を聞く一助となります。

引用や格言を用いる

有名な引用や格言を挨拶に組み込むことで、メッセージに深みを与えます。
例えば、「有名な哲学者○○は『○○』と言っていましたが、この言葉は私たちの生活にも通じるのではないでしょうか?」といった形で引用を取り入れます。

自身の疑問や課題を共有する

挨拶冒頭で自身が抱える疑問や課題を共有することで、共感を呼び起こします。
「最近、私は○○について考えることが増えましたが、皆さんはどう思われますか?」という風に自身の疑問を提示します。


冒頭でのあいさつで聞き手の興味を惹きつけることは大切です。
しかし相手を笑わせる、面白いことをいう必要は決してありません。「面白い」ことを話すのではなく、本題に繋げるために「より聞きたい」「もっと知りたい」と思わせることが大切です。

話し方、目線、姿勢の重要性

プレゼン挨拶における視線、目線

挨拶の内容だけでなく、話し方や姿勢といったところにも注意します。
名前や会社名等、はっきりと伝えます。早口にならず、かといって遅すぎない速度で話します。また、声の大きさにも注意し、自信なく弱弱しい印象を与えないように注意します。
また、挨拶において目線は非常に重要です。
プレゼン内容を暗記する必要はありませんが、挨拶だけでもスライドや画面を見ずに話せるように心がけましょう。聞き手の目を見て、冒頭から話しはじめることで、一気に印象が良くなります。
また、姿勢も重要。背筋を伸ばし、しっかりとした印象を与えるようにします。手をポケットに入れたままであったり、身体を前に傾けすぎることを避け、堂々とした印象を与えることが大切です。

自分の挨拶が不安という方は、挨拶している姿を録画して客観視してみましょう。録画し、客観的な視点から確認することで、改善に役立てることができます。

まとめ:プレゼンを成功に繋げる「挨拶」

プレゼンにおける挨拶の工夫によって、場の緊張が和み話しやすくなるだけでなく、商談やプレゼンの成功につながる可能性も高まります。聞き手とのよりよい関係性の構築を意識していきましょう。
今回は具体的にプレゼンで使える挨拶についてご紹介しました。コミュニケーションを円滑にし、その後のプレゼン本題に惹きこむ挨拶、うまく活用していきましょう。


相手から信頼を得る話し方、適切な話すスピードなど、今日から使える「プレゼン力を上げる」方法は下記にてご紹介しております。

INFORMATION

【記事製作者】

鈴木未紗

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