プレゼン力を高める・鍛えるコツ~どうすればプレゼン力を伸ばせるか~

ビジネスマンは日常的にプレゼンテーションを行うことが求められています。取引先やクライアントへの提案、上司への報告、定例会や会議でのスピーチに至るまで、日常業務の中で伝達行為としてプレゼンを行うこと機会は多くあるかと思います。
自分の主張と理由を相手に伝えることで、必ずしも相手の理解を得られるとは限りません。
相手の理解を得て相手に動いてもらうには、「プレゼンテーション力」を身に付け、あげていくことが必要となります。

プレゼンテーション力(プレゼン力)とはそもそもなんであるのか、向上する方法をご紹介。そしてそもそもプレゼンテーション力は後天的に高められるのかといった疑問に対してもお答えしていきます。

目次

プレゼンテーション力とは

「プレゼンテーション(presentation)とは、英語で「表現、提示、紹介」という意味になります。ビジネスの場でのプレゼンでは、聞き手に情報を伝えるだけでなく、聞いた話を行動に移したくなる、誰かに教えたくなるといった理解そして行動の変化が伴うことが求められます。

プレゼンテーション力と聞いたとき、話し方や発表におけるテクニックだと思った方も多いのではないでしょうか。もちろんそれらもプレゼンテーション力ですが、それ以外にも立ち振る舞い、成果に繋げるプレゼン資料といったものもプレゼンテーション力に含まれます。経営者や上長のような対外的なプレゼンを求められる立場だけでなく、ビジネスに携わる全ての人においてプレゼンテーション力は必要とされています。

正しいことを伝えたとしても、聞き手に理解されなくては不十分です。プレゼン力を高めることで、単なる説明ではなく、相手に伝え相手に何らかの行動を起こしてもらうことが可能となります。

プレゼン力向上の方法・コツ

ではプレゼン力を伸ばすにはどうしていけばいいのか。プレゼン力を向上させるための3つのポイントをご紹介します。

構成

プレゼンテーションには、聞き手に情報を伝え内容を理解してもらうこと、それだけでなく聞き手に行動を求める、といった要素が含まれています。
どちらの要素、また両方の要素を叶えるためには「構成」から考えていきます。

下記動画でも「わかりやすい説明スキル」について説明しています。

結論、理由、補足の順番で構成していきます。プレゼン冒頭で背景や経緯から話し始めてしまうと、結局何がいいたいのか分からず、聞き手が疑問をもったままプレゼンを聞くことになってしまいます。

プレゼンする側と聞く側、双方がスタートの段階で同じゴールが見えているのが理想です。まずはゴールを共有してから、なぜそのゴールに向かうのか、向かうためにはどうしたらいいのか、と順を追った構成にすることで格段に分かりやすい説明となり、プレゼン力が向上します。

姿勢

プレゼンを行う際の内容だけでなく、「姿勢」もプレゼン力をあげる重要な要素です。

プレゼンを行う際の姿勢

立ち方、視線、表情、ボディーランゲージといった身振り手振り、服装などに注意してプレゼンに臨むことが大切。
背筋を伸ばし、すっと立ちます。猫背にならないようにしましょう。前かがみの姿勢だと自信がないように感じられるだけでなく、この人に任せていいのかといった不安にも繋がります。あまりに胸を張りすぎるといばって、聞き手を見下げるような印象を与える可能性もあるので注意しましょう。

かかとをつけて背筋を伸ばし、まっすぐと立つよう心がけます。
表情は目も笑うように。聞き手はプレゼンを聞く際に、プレゼンを行う人の目線に合わせて目線が動く傾向があります。プレゼンを行う際にはある方を定めてその人に向けて話す、また難しければ後ろの壁を見て話すようにします。

服装は、聞き手の組織風土を知った上で服装を選ぶ、さわやかで清潔な服装を意識する、理想の姿を表現、もたれたい印象の服装にする、を意識して選びます。プレゼンテーションにおしゃれは必要とされていません。準備したプレゼンの内容や練習した話し方に沿った、服装を選択するようにしましょう。

▽プレゼンにおける服装に関しては下記記事にて詳細ご説明しております。

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いきなりプレゼンテーションの本番を迎えるのではなく、こういった事前の準備をしっかりして、プレゼン姿勢を整えていきましょう。

資料

プレゼンに欠かせないのは、資料。もちろん資料だけでなく、動画、黒板、ポスターといったものがプレゼン内容の理解を深めるために使われます。

プレゼン資料

プレゼンの準備はこういった内容理解のための資料を作ること、と思いがちです。しかし、本来はこの資料を作成する前に、話す内容そのものを調べるだけでなく、関連する情報を調べ読み込む、テーマを絞り込む、結論・主張を決める、構成を考えるといったことを十分に行う必要があります。

行き当たりばったりで話したいことだけを盛り込んだ資料ではなく、聞き手に合わせたテーマ設定、結論・主張が定まっている資料であれば、聞き手の納得感・信頼感を得ることに繋がります。

プレゼン力とはこういった資料作成の時点でも高めることが可能なのです。

プレゼン力は伸ばせるものなのか

話すことが上手、センスや絵心があり資料がすごいー先天的な能力がプレゼン力になっていると思いがちです。しかし、プレゼン力はいつから始めても伸ばすことが可能です。

プレゼンについて学ぶ時間を設ける

プレゼン力を伸ばすには相当な時間がかかると思われるかもしれません。しかし、実はたった1日、たった10分でも伸ばすことができます。

プレゼン力を伸ばすために必要なプレゼンスキル。
知ることですぐ使える・活用できるもの、もしくは知っていても身に付けなければ使えないもの、が存在します。
すぐ活用できるものに関しては、学んだその場で活用することが可能です。

この記事においてプレゼン力を伸ばすための「構成」。まずはゴールを共有するといったことをお伝えしました。これをプレゼンで実践することに特段技術はいりません。こういったチップスを実践していくことでプレゼン力を伸ばすことができるのです。

Youtube『MOVED【伝わるプレゼン】プレゼン部』では短時間で効率よく上達するプレゼンに関する様々なチップスをご紹介しています。こちらを見て、実践するだけでプレゼン力を伸ばすことが可能です。

実践する、繰り返す

プレゼンスキルについては、スキルについて学ぶだけでなく、実際に繰り返す中で身に付けるといったものも多く存在します。動作や話し方といった部分は一度本を見たから、記事を読んだから、ではなかなか習熟が難しい部分です。

またプレゼンは、同じ聞き手、同じ環境で行えるものではありません。聞き手や環境といったものが変わった時にも、その場に自然に対応していけるようになるには、実践や練習を繰り返すといったことも必要になります。

振り返り

プレゼン力を伸ばすためにはプレゼンスキルを学ぶ、そして実践していくことが大切です。しかし、それ以上に振り返りを行うことが大切です。プレゼンを終えたままでは、実は多くの学びの機会を失っています。振り返りを行うことで、今まで意識していなかったプレゼンにおける改善点に気付くことができたり、話し方の癖や動作といったものも認識することができます。振り返りを行うことで、より深い学びや気づきや繋げることができるのです。

ただやみくもにプレゼンの場数を増やすのではなく、この振り返りを組み合わせることで、プレゼン力の向上に繋げることができるのです。
あなたの強みを“最⼤限に”発揮するパーソナルプレゼンテーション講座PLet’sではプレゼン力向上に繋げる、スキル習得、実践、振り返りを行うことが可能です。

まとめ:プレゼン力を向上させ、差をつける

プレゼン力を向上させることで、ビジネスシーンにおいて他社との差をつけることが可能となります。

プレゼン力の向上

今回は、プレゼンテーション力(プレゼン力)とはそもそもなんであるのか、向上する方法、そしてそもそもプレゼンテーション力は後天的に高められるのかといったことをご紹介しました。

プレゼンスキル力は後天的に伸ばすことができます。今からでも伸ばすことができるのです。
プレゼン力を伸ばすために学び、実践し、振り返る、を意識していきましょう。

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