スキルが先か、メンタルが先か/ハタデザ!ぶっちゃけnight
「早く成長したい」「スキルをつけたい」という思いが強いあまり、メンタルヘルスを軽視してしまった経験がある方は少なくないでしょう。しかし長期的に見れば、スキルを身につけるためにはメンタルの安定が必要不可欠です。つい無理をしてしまう方はご自身の心身の健康にも目を向けてみてください。
今回のテーマは「スキルが先か、メンタルが先か」です。
私は社会人になったばかりの新人研修で「スキルを身につけなさい」「メンタル的な強さを持ちなさい」と言われ、どちらを優先させればいいか迷ったことがありました。
仕事上の素晴らしいスキルを持っていて活躍されていても、メンタル的な理由で働くことに支障が出るパターンも、その逆で仕事上での失敗が多く上司からよく怒られていても、元気に働き続けられるパターンもあります。
それぞれに共通していることは「自由に働けていない」ということですね。
小林さんは社会人になってから、どのようにメンタル的な強さを身につけていったのですか?
若い頃は考えたことはありませんでしたが、鬱になりかけた頃にメンタルヘルスについて考えるようになりました。
メンタルとフィジカル
メンタルは「精神的な」あるいは「精神」そのもの」という意味で使われますが、具体的に何を指すかは人によって異なると思います。
「メンタルが弱い」と表現される時、「自分に自信がない」という意味で使われたりもしますね。
けれど、自信がなくても鬱にならない人は多くいますし、自信があっても急にポキっと折れてしまう人もいます。
それは、メンタルの強さに「打たれ強さ」や「受け流す力」なども含めたいろいろな形があるということでしょう。
個人的には、メンタルとフィジカルは直結していると考えています。
僕が鬱になりかけた時に、何が一番良くなかったかと考えると、睡眠時間とそのリズムが悪かったと思います。
その頃はよく徹夜をしていましたし、寝る時間も決まっていませんでした。
ハードに働いている人でも、睡眠時間や生活リズムがしっかりしている人は元気なんですよね。睡眠時間の長さ自体ではなく、その人にとって適切な睡眠時間かどうかが重要です。
また、運動することも非常に重要です。体を動かさないのは動物としておかしいですよね。
つまり、身体的な健康を維持することはメンタルを保つ最も重要なことの一つです。
健康な状態なら、ハードに働いてもメンタルが折れづらくなります。
健康が失われて体調が悪くなると、仕事でミスが増えたりトラブルになったりして、そのことでメンタルにも影響が出るという悪循環に陥りやすくなりますよね。
おわりに
いつもと同じように資料を作っていても調子が出ない時がありますよね。
そのような時には、自分の体調について振り返る良い機会です。睡眠時間や、気候や仕事上の環境などが原因かもしれません。
自分の体からのメッセージには、不調の原因が潜んでいる可能性があります。
10年前の自分は、そのような予兆を根性論で無視していました。
徹夜をして時間をかけたら出来ると思い仕事をしていましたが、効率が悪くなり、結局スキル向上には繋がりませんでした。
メンタルとスキルは切り離して考えていましたが、本当は切っても切れない関係だったのですね。
みなさんも自分に合った生活リズムについて考えてみてはいかがでしょうか。
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