プレゼンテーションの成功はトピック(テーマ)選びから! 〜トピックの選び方〜

プレゼンテーションで成功するためには、適切なトピック(テーマ)選びが不可欠です。
時間だけが設定され、自由なテーマでプレゼンを行うといった機会も。選んだトピックが聞き手にとって価値があるか、興味をひくものかどうかによって、プレゼンテーションの成功が左右されます。

この記事では、プレゼンテーションの成功に欠かせないトピックの選び方について具体的にご紹介します。

目次

キーワードを活用したトピックを選ぶ

聞き手の興味関心があるトピックである場合、聞き手は最後まで集中してプレゼンを聞いてくれる可能性が高まります。キーワードを活用し、効果的なトピックを選択しましょう。ただし、選んだトピックについて、十分に調べ、準備することが必要です。
具体的のどのようにキーワードを活用していけばいいのか。トピックを選ぶ方法をいくつかご紹介します。

聞き手の興味関心があるトピックを選ぶ

キーワードリサーチを行う

Google Keyword PlannerやGoogle Trendsなどのツールを使用し、最近検索されているキーワードを調べてみましょう。リサーチ結果から、昨今多くの人の興味関心の高いトピックを見つけることができます。
例えば 「ダイエット」に関して何か話そうとするとき、「ダイエット」を入れて調べてみると「食事制限」「有酸素運動」「ダイエットサプリメント」といった関連のあるキーワードを見つけることができます。

聞き手について調べる・把握する

年齢や性別、業界、趣味等聞き手に関する情報を把握しておくことは、プレゼンテーションのトピックを選ぶ際に非常に役立ちます。聞き手が興味を持ち、重要と感じるテーマを選ぶことが大切です。聞き手にとって関心のあるテーマについて話されると、熱心に聞き入ることができ、集中力が続きます。

例えば、聞き手が若い年齢層の方たちの場合、「TikTok」や「YouTube」など、興味関心をもってくれそうなキーワードをプレゼンの中に盛り込むといったことが考えられるでしょう。また、ビジネスマン向けのプレゼンテーションでは、業界動向や新しいビジネスモデルなどについて話すことが、興味を引くテーマとなるでしょう。

業界トレンドを調べる

業界のトレンドや最新の情報を調べること、現在のトレンドやニュースにも着目することが大切です。新しいテクノロジーや最近のビジネス動向などは、常に注目を集めるトピックです。IT業界であれば、「人工知能」「ブロックチェーン」「IoT」などのトピックを選ぶことができます。自身が属している業界、また聞き手の興味関心がある業界の最新情報を調べてみるとよいでしょう。

また、そのトピックに対する自分自身の見解や考えを盛り込むことで、聞き手に対する説得力も高まります。

問題を解決するトピックを選ぶ

聞き手が抱えている問題や課題を解決することができるトピックを選ぶことで、聞き手側からより積極的にプレゼンテーションに関わる、また、前向きな姿勢を得ることができます。例えば、健康をトピックとしてプレゼンを行う場合、 「ストレス解消法」「家庭での健康管理の仕方」など、聞き手の課題、またその解決に繋がるような話題を選ぶようにします。

あわせて読みたい
プレゼンテーションの始め方を具体的にご紹介~成功する方法・NGな方法とは~ 最初が肝心。何事も最初に失敗すると、その後もうまくいかないとはよく言われていますが、プレゼンにおいても同じことが言えます。プレゼンの結果は、プレゼンの始め方...
あわせて読みたい
プレゼン原稿(台本)の作り方・コツ、話し方~緊張せずスマートにプレゼンを行う~ プレゼン原稿は、資料やスライドをただ印刷したものではなく、「間のとりかた」や「抑揚」「話すスピード」などを書き込んだ『台本』としての役割を果たすものを準備します。 今回はプレゼン原稿の作り方・コツ、スマートにプレゼンを進める方法についてご紹介します。聞き手の集中を妨げることのないようしっかり準備してプレゼンに臨みましょう。

トピックの焦点を絞る

プレゼンテーションで成功するためには、トピックを絞ることも非常に重要です。焦点を絞らずに、いくつものトピックについて一度に話してしまうと、聞き手が混乱し、本来伝えたかったメッセージが伝わらなくなってしまいます。

ここでは、トピックに焦点を絞るための方法について紹介します。

トピックの焦点を絞る

メッセージを明確にする

プレゼンテーションで伝えたいメッセージを明確にすることが大切です。何を伝えたいのかを明確にして、それに集中して話すように心がけます。
プレゼンテーションは、一つのトピックに焦点を絞ることが必要です。多くのことを伝えても、聞き手は情報を吸収しきれず、むしろ何も伝わらないといったことにも。伝えたいメッセージをひとつに絞り集中することで、聞き手の注意を引きやすく、メッセージを伝えやすくなります。
どうしても複数のトピックを扱わなくてはいけない場合でも、できるだけ最低限に絞り、それぞれのトピックについて簡潔に説明することを意識します。

また、プレゼンの本来のメッセージに関係のない情報は、省くことが大切です。必要な情報だけに絞ります。製品の特徴やメリットを説明する際に、製品の開発経緯や製造工程についても良かれと思い、伝えている方も多いのではないでしょうか。しかし、聞き手にとって必要がない、また情報過多となる場合には省略することも必要です。プレゼンの後に補足資料として渡す、また後日改めて経緯や工程について話す機会をもらうようにしましょう。

読み取りやすいスライドを作成する

プレゼンテーションにおいてスライドは重要な役割を果たします。スライドには、適切なフォントやカラー、画像などを用いて、見やすいデザインを心がけることが大切です。また、スライドに過剰なテキストを含めないようにすることも重要です。
スライドにおいても情報、焦点を絞ることが大切です。

具体的で説得力のある内容を盛り込む

プレゼンテーションのトピックは、現実的で実践的なものであることが求められます。
自分たちが実際に役立てることのできる知識やアイデアに関してプレゼンが行われることで、自然と興味を持ち、共感することができます。例えば、ビジネスマン向けのプレゼンテーションでは、実践的な営業テクニックやビジネス戦略などについて話すことが、現実的で実践的なトピックといえるでしょう。

現実的で実践的なトピックにする

また、具体的な事例といったものも盛り込むことで説得力が増します。ある企業の製品の利点を伝える場合、その製品がどのような問題を解決できるのか、どのようなユーザーに向けられて作られているのかといった具体的な内容を盛り込むことで、聞き手の理解を深め、説得力を高めることができます。

まとめ:適切なトピックを選び、プレゼンを成功に導く

プレゼンテーションの成功は、選んだトピックによって大きく左右されます。
適切なトピック選びのためには、自分自身や聞き手のことをよく知り、興味深く価値のあるテーマを選ぶことが重要です。また、トピックを絞り込み、説得力のある内容を準備することもポイント。

選んだトピックが聞き手の心に響き、興味を引くことができれば、プレゼンテーションの成功に繋がるでしょう。


プレゼンでの話し方、プレゼン練習に関する記事はこちらにてご紹介しております。

記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次