負けられない大規模プロポーザルを勝ち取った株式会社JPFが利用したプレゼン研修「 PLet’s 」

企業名: 株式会社JPF
業種:サービス業(公営競技(競輪など)場の運営・写真判定システム/放送・映像制作)
職員数:759名
公式サイト:https://www.jpf.co.jp/
取材協力:京都事業所 所長 大鷹様

JPF京都事業所の所長である大鷹様は、京都府が進める京都向日町競輪場敷地の再整備プロジェクトに関する大型プロポーザルへの参加を検討していました。

このプロジェクトは非常に大規模で、「絶対に勝ち取りたい案件」。チームから「絶対に取ってくださいね」と期待され、それが励みである一方、大きなプレッシャーにもなっていました。

その重圧に打ち勝ち、提案を成功させるため、大鷹様はプレゼン研修「PLet’s(プレッツ)」の受講を決意されました。

目次

データだけじゃない、自分の“想い”を伝えるプレゼンの重要性

最初のご依頼から本番まで、猶予はおよそ1ヶ月

短期決戦を強いられる中で、大鷹様は自分のおかれた環境と切迫感を直視し、さらに自分の性格を踏まえて、個人のスキルに頼った方法を大きく考え直す決断をされました。
「新しい自分をつくらないといけない」という構えでPLet’sのプレゼン研修に臨まれたのです。

大鷹様は研修受講前、自身のプレゼンにある課題を抱えていました。

大鷹様:プレゼンをする際に「必要な情報や自社の強みを伝えれば十分」と考えていました。周囲の経験者に「プレゼンでは自分の思いを伝えるのが大切」と言われても、「伝えること」と言えば事実やデータを示すことだけだとドライに思っていました。実際に研修を受けてみて、「自分の思いをどう乗せられるか」がいかに重要かを痛感しました。

「情報を読み上げるだけのプレゼンになってしまう」ことが課題だった大鷹様ですが、研修の中で、自身のプレゼン原稿を一から見直し、少しずつ感情のエッセンスが加わりました。「伝えるだけ」のプレゼンから「心に伝わる」プレゼンへと変化していったのです。

講師との対話やフィードバックを通じて話し方も洗練され、回を重ねるごとにプレゼン内容はブラッシュアップされていきました。

方法より目的を優先、台本を手に挑んだプレゼン

PLet’s研修はマンツーマン形式で週1回、合計3回にわたり実施されました。各回の間隔が1週間空く中で、大鷹様は自宅で繰り返し練習に励みました。

大鷹様:毎回表現や文言が微妙に変わって暗記しきれず、言葉に詰まって間が空いてしまい、それを改善しないといけないという問題に直面しました。

「このままでは本番で伝えたいことを伝えきれない」と危機感を覚えた大鷹様は、チームメンバーとも相談し発想を転換しました。

それは、「無理に全部を暗記せず、原稿(台本)を手元に持って本番に臨もう」という決断です。

一見するとスピーチで紙を見るのは格好が悪いように思えますが、今回は「上手に話すこと」よりも「提案内容と自分たちの想いを確実に伝え、勝利を掴むこと」が最優先でした。

手段が目的化してはいけないという共通認識のもと、JPFのプロジェクトチーム全体で「紙を持ってでも間違いなく想いを届けよう」と方針を固めたのです。

大鷹様: 最終的には原稿を見ながら話すスタイルに切り替えました。もちろん紙を見る以上、一言一句間違えられないというプレッシャーはありました。

研修にはJPF本社の社長も立ち会い、最後の研修を終えるときには「自分の言葉で喋れば大丈夫」と激励してくださいました。その言葉に背中を押され、大鷹様はチーム全員の想いを胸に本番へ臨みました。

研修の成果が本番で結実、見事プロポーザルを勝ち取る

いよいよ本番当日、提案プレゼンテーションの場を迎えました。会場にはJPFグループから約20名、京都府側からも20名を超える方々が集まり、緊張感が一気に高まりました。

大鷹様:練習では歩きながら話す想定でしたが、実際の会場では、手元の原稿を見つつ周りを見渡しながら話す形式となりました。そこで意識したのは顔を上げて会場全体を見渡すことです。説明資料を読むため下を向きがちな審査員の方々にもあえて視線を送り、「顔を上げて聞いてほしい」というメッセージを込めました。

研修中は講師から「もっと顔を上げて」と指導されていた大鷹様ですが、本番では逆に「審査員の皆さん、顔を上げてください!」という想いで臨んだそうです。

発表後、審査員の頷きや表情から手ごたえを感じていた大鷹様。チームメンバーからも「大鷹さんのプレゼン、刺さっていました!」と称賛され、研修の成果が存分に発揮されたと言えます。

そして迎えた結果通知の日、見事JPFの提案が採択され優先交渉権者に選定されたとの連絡が入りました。

今回の提案採択を受け、JPF京都事業所は今後、京都府との契約締結に向けた手続きに入ります。現在の場外車券売場の移設、新設競輪場の基本設計策定、併設される京都アリーナの運営事業者との連携など、やるべきことは山積みですが、「チーム一丸で乗り越えていきたい」と大鷹様は力強く語りました。

プレゼンは情報を伝えるだけではない──研修で得た学びと会社への波及効果

プロポーザル成功という大きな成果を得た大鷹様ですが、その背景にはPLet’s研修を通じた意識改革がありました。自分の感情をコントロールして乗せることで聞き手の心に響く伝え方ができると学んだのです。

大鷹様: 普段の業務では判断を下す際に感情的にならないよう心掛け、常にフラットに向き合うようにしています。しかしプレゼンの場では、自分の熱意や想いを込めて語ることの大切さを研修で教わりました。感情をコントロールしながら熱量を伝える。それが聞き手の心を動かす力になると実感しました。

実は初回の研修では、参加したチームのメンバーから「こんな大鷹さんは初めて見た!」と驚きの声が上がっていました。

なぜなら、普段は感情を出さずフラットで穏やかな大鷹様に大きな声で話すトレーニングを行っていたからです。

しかし、回数を重ねるうちに、その声の張りや表情が自然に馴染んでいき、気が付けば『 与えられていた表現 』が『 自分からにじみ出る表現 』に変化していきました。

本番では「大鷹さんらしさがで最高だった」とチームメンバーからは大絶賛

聴衆の心に深く印象に残り、確かな結果へとつながるプレゼンとなりました。

研修とプロポーザル勝利の効果は会社全体へ波及しました。

大鷹様:様々な変化の中で、今回の京都府案件受託は明るい話題となりました。社内でも「良いニュースが聞けて良かった」と歓迎され、会社の雰囲気も明るくなったと感じています。

プレゼン研修をきっかけに、プロジェクト受注のみならず組織の士気向上という副次的な成果も得られた形です。

プレゼン研修「PLet’s」はピッチや重要プレゼン前におすすめです

PLet’s(プレッツ)は、単なる話し方講座ではなく「シナリオ(構成)」「デザイン(資料)」「トーク(話し方)」の3要素を体系的に学べるプレゼン研修プログラムです。

実践とフィードバックを重視したカリキュラムで、短期間でも効果を実感できると受講者からご好評をいただいております。

大事なプレゼンやピッチを控えている方、絶対に負けられない勝負プレゼンに臨む方は、ぜひPLet’s研修への参加をご検討ください。研修での学びが、あなたのプレゼンを「伝える」から「伝わる」へ変えるきっかけになるはずです。

「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに

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