社員のプレゼン力向上で顧客満足度アップ!メシウス株式会社が導入したプレゼン研修「 PLet’s 」の効果とは

「 常に謙虚さを持ち、しなやかな思考で、お客様の期待と信頼に応え続ける 」という経営理念のもと、メシウス株式会社では世界中のお客様に向けて、ソフトウェア製品や業務改善ソリューションを提供しています。

企業名  :メシウス株式会社
業種   :SIer、ソフト開発、システム運用
従業員数 :327名
公式サイト

同社はプレゼンテーション(以下、プレゼン)スキルを持つ人材を社内で育成するため、プレゼン研修「 PLet’s 」を導入。研修に至るまでの経緯やそれまで抱えていた課題、実施後の成果について、研修プログラムの選定を担当された佐藤様、研修を受講された川畑様と佐川様の3名に詳しくお話を伺いました。

目次

登壇の機会は増えたが、伝え方の“型”がなかった

佐藤様:当社は、学校法人や企業向けに業務改善ソリューションとソフトウェア支援ツールを提供している企業です。MOVEDとも以前からお付き合いがあり、サイボウズ社のkintone向けではデータ活用をより促進させるプラグインを提供しています。

現在では、サイボウズ社が主催する「Cybozu Days」のような大きな展示会やパートナー企業との共催セミナー、自社開催のWebセミナーなど、社員がプレゼンに登壇する機会が増えてきていました。しかし、社内にプレゼン経験をもつ人材が不足しているという課題が浮上してきたのです。

これまで登壇してきた中には個人の経験値に頼る場面も多く、社員が一律のレベルでスキルアップできるよう、体系化された教育体制の構築が必要だと考えました。プレゼンスキルを身につけ、オンライン・オフライン双方の場でも自信を持って話せるメンバーの育成を目的に、MOVEDに研修の依頼をしました。

プレゼン研修「 PLet’s 」を選んだ決め手は「 信頼 」と「 実演 」

佐藤様: 実は、MOVEDのメンバーの方々が実際にプレゼンする様子を「 Cybozu Days 」などのイベントで拝見したことがありました。その際に、MOVEDメンバーの方々のプレゼンスキルの高さに驚き、MOVEDが提供しているサービスであれば安心してお任せできそうだという期待感がありました。

また以前から業務を通じて、MOVEDや代表の渋谷さんのことは存じ上げており、渋谷さんが出版されたプレゼン研修に関する書籍も拝読したことがあるため、PLet’sを導入することにあまり迷いはありませんでしたね。

3つの研修テーマ「 シナリオ 」「 デザイン 」「 トーク 」

川畑様:PLet’sの研修を受けるまではどのような内容なのか、初めての経験だったこともあって少し不安でした。しかし研修前に丁寧なキックオフをしていただいたこともあり、安心して取り組めたと感じています。講師の方が早い段階で目的やゴールを提示してくれたことやフランクな口調で接してくださったおかげで、リラックスした状態で研修に臨めました。

研修では、普段からセミナー等で登壇されている方や企業の支援をされている方など、第一線で活躍されている講師陣から直接指導を受けることができました。

PLet’sは「 シナリオ 」、「 デザイン 」、「 トーク 」という3つのテーマの研修があります。その中でも、私は「 デザイン 」の研修における資料作成に必要な実践的なテクニックが参考になりました。即座に改善できるポイントや資料の見栄えを整え分かりやすさを格段に向上させる具体的なヒントも得られたため、非常に満足しています。

また、どのように考えればより伝えやすくなるのかというお客様との向き合い方に加え、学んだことを自分の中に落とし込み、長期的に実践していくための考え方も身につきました。短期的な改善ポイントと本質的な部分をバランス良く学べた点が非常に参考になったと感じています。

佐川様:私は現在営業職として、お客様とWeb会議を通じてコミュニケーションを取る業務を担当しています。以前からプレゼンスキル向上のための研修に興味を持っており、さらに業務の中で常に感じていた伝え方の課題を解決できると考えたため、PLet’sの受講を決めました。

特に印象に残っているのは、「 シナリオ 」の研修です。受講する前は、話しているうちに本来伝えたかったことから焦点や方向性がずれてしまうことが多々ありました。しかし、プレゼンにおける考え方の基礎から丁寧に教えていただいたことで、その悩みも解消に向かっています。最終的に相手にどうなってほしいのか、何を伝えどのような結論に導きたいのかというゴールに対して、明確に意識できるようになったことが大きな収穫だと感じています。

1週間ごとのステップで、学習と実践の好循環を実感

川畑様:PLet’s研修は3日連続で開催されるというものではなく、週に1回の開催を3週連続で実施していただきましたが、これはとても理想的なスケジュールだったと感じています。短期間で研修を詰め込むと前回の内容が十分に定着しないまま次へ進むことになりますし、反対に間隔が長すぎると学んだ内容が薄れてしまう可能性があったかもしれません。

また、研修のテーマである「 シナリオ 」「 デザイン 」「 トーク 」についても、相互関連を意識しながら学んでいける構成でした。前回の内容を踏まえてから次のテーマに進めたので、無理なく理解を深めることができましたね。

佐川様: 私も学びやすいスケジュールだったと感じています。教えてもらった内容をただ持ち帰るだけでは、すぐに記憶から抜け落ちてしまうと思いますが、今回の研修ではインプットした直後に実践の場があり、その場ですぐにフィードバックや修正が受けられました。研修で学んだことを即座にアウトプットできたので、しっかりと自分の中に落とし込めた感覚があります。

小手先のテクニックだけでなく、プレゼンの本質的な部分を学ぶことができた

佐川様: 研修の成果として、お客様とのWeb会議の質が大きく変わってきたと感じるようになりました。以前は1時間程度の打ち合わせでも、途中で内容から脱線することがしばしばありましたが、研修で学んだことを意識しながら打ち合わせに臨むようになってからは、同じ1時間の打ち合わせでも質が大幅に向上したと感じています。以前に比べて伝え方の選択肢が増え、結果としてお客様が満足いただけていると手応えを感じる場面も多いですね。

佐藤様:今回の研修では話し方のテクニックだけでなく、土台となる考え方を含めた本質的な部分も丁寧に教えていただきました。 現在は研修からそこまで時間が経っていないのですが、すでに効果を実感し始めているメンバーもいるようです。

土台の知識をインプットすることと成果物に対するフィードバックを同時に行うことはパワーがいるということも、以前から課題感として持っていました。そのため、今回の研修で土台部分をインプットしていただいたことで意思疎通がより行いやすくなったというメリットも感じています。

“伝える力”をチームとして底上げしていきたい

川畑様:研修を通して学んだ「 シナリオ 」「 デザイン 」「 トーク 」の3要素は、今後の業務にも十分に活かせると考えています。一つひとつの業務を積み重ねながら、学んだフレームワークを活かし、お客様により良いサービスを提供できるよう努めていきたいと思います。

佐川様:今後は研修で学んだことを活かし、伝わりやすさを意識していきたいと考えています。研修を受けてからは、人の話を聞く際にも「 この人は伝え方が上手いな 」など、これまでとは違った着眼点を持てるようになりました。この経験を活かして、自身の伝え方もレベルアップさせていきたいです。

佐藤様: 今後もメンバーのスキルアップ研修として、PLet’s研修を取り入れられたら良いなと思っています。今回の研修を通じて体系的な研修プログラムが体験できたことで、社員のスキルアップや共通認識の醸成に効果的であることも分かりました。また、チーム全体で“伝える力”を底上げしていけたらいいなと思っています。

研修で得られた知見は社内教育全体のスキームを構築していくヒントにもなったため、今後はプレゼンだけでなく、その他の分野にも応用していけるよう取り組んでいきます。PLet’sの研修は社内教育として大変魅力的なので、入社時のオリエンテーションの一環として組み込むことも検討したいと考えています。

「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに

執筆者

取材ライター:小町ヒロキ

すべての人に、心を動かす「きっかけ」を。
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