「 糸と魚と川 vol.16 コネクティング the ローカル 」が開催!

9月24日(火)17:00〜19:30に糸魚川市主催の上越三市(糸魚川市、上越市、妙高市)の連携に向けたキックオフミーティングが開催されました。

秋の夕暮れ時、上越三市の未来を語り合う熱のこもった声が、無印良品直江津店のOpenMUJI会場いっぱいに響いたワン!
(上越タイムス紙に掲載されたワン!)


本イベントは上越地域の活性化を目指し、各市の職員や事業者、一般の方々を対象に、地域連携の可能性を探るイベントです。



無印良品さんのスペースを埋める多くの方に参加してもらって、大きな盛り上がりをみせたイベント内容を紹介するワン!
1部:上越三市のキーマンが語る地域連携の勘どころ


1部は糸魚川市市役所宮地様から糸魚川に関するオープニングトークの後、4名の方に登壇いただき、様々な方面からへのアプローチを考えていただきました。
竹田哲也様:ニイガタコラボレーターズ 新潟県地域おこし協力隊


サイクリングと電車をかけ合わせたサイクリングツーリズムについて、竹田様にお話をいただきました。
久比岐自転車道は周辺にはハイキング、キャンプに最適な場所、魅力的なカフェや釣り堀、宿が点在しており、サイクリングをしながら観光で楽しめます。


帰りに電車を使って移動すれば、お酒を楽しむことも可能です。
南側にある農道をつなぐ枝ルートを利用することによって起伏を楽しんだり、温泉につかって疲れをいやしたりしながら楽しむ提案もありました。
散歩ならぬ「 散走 」の可能性についてとても考えが広がる講義でした。
平原 匡様:北信越ラボ 代表


上越妙高駅前に位置するフルサットに関する開発の今まで&これからについて、平原様にお話をいただきました。
新幹線の発着駅となった上越妙高駅(旧脇野田駅)は、駅前に何もない駅でしたが、コンテナを使用することで、あっという間に素敵な空間を作り上げることが出来ました。


コンテ大小乗を組み合わせて形を変えることが可能であり、簡単に形を変えることができます。
新しいことを始めたい人が集まり、企業のイベント等も積極的に行うことで、現在はとても盛り上がりを見せるフルサットの今後に目が離せません。
古谷 信人様:株式会社 良品計画(営業本部 信越事業部 コミュニティマネージャー)


上越市に当時最大規模の無印良品として出店された無印良品直江津店の状況について、古谷様にお話をいただきました。
現在は地元のお客様が半数以上を占めていますが、目指すのは直江津を目指し、行きたくなる店舗です。
地域への取り組みとして三八朝市への参加やこどもLaboの実施、夜市など他地域の店舗と違った楽しさを提供しています。


なおえつ良品食堂では、上越市安塚区の上船倉の棚田で作られた美味しいお米を食べられる体験ができます。
野村 功太朗様:合同会社MC 代表社員


Myoko Coffeeを経営するにあたり、妙高の特色や強みをどのように再現するのかについて、野村様にお話をいただきました。
コーヒーだけでなく、何かとコラボをして最大級の可能性を引き出すために、大自然の中でコーヒーやサンドイッチを提供するなど、コーヒーで得られる体験を提案しています。


食用のほおずき、コーヒーをかけ合わせたクラフトビールの開発をおこなったり、妙高高原のトマトを使用したケチャップにもコーヒーのエスプレッソをスパイスとして入れるなど、柔軟な取り組みがたくさんありました。
今回、糸と川と魚のオリジナルブレンドコーヒーも作成していただきました!


Myoko Coffeeのオリジナルブレンドは、休憩で皆さんに振る舞われました。
口当たりはまろやかだけど、後半さわやかな酸味が広がる味わいで非常に飲みやすかったです。
パッケージもかわいいコーヒーをお土産にいただき、皆さん嬉しそうでした。
2部:地域連携の妄想ディスカッション


休憩のあと、「 食と観光 」「 モビリティ 」「 コミュニティ 」グループに分かれてディスカッションを行いました。
グループごとに大きな模造紙をテーブルに置き、思い付くワードを元に思いを巡らせていました。
地図をもとに各地域の可能性を探るグループ、カテゴリー別に考えて発展させるグループなど様々。


ディスカッションした内容はとても盛り上がっており、時間を延長するほどでした。
最後にはそれぞれ3グループに分かれてそれぞれディスカッションした内容を発表いただきました!


発表された内容は以下の通りです。
電車と自転車を組み合わせたトレイルトライアスロンイベントの可能性について
春日山上周辺のレンタサイクルの提案
3市合同で必要な情報を見つけられるコミュニティの作成
地域の壁を越えて広がる夢~コネクティング the ローカルが示した未来図〜
「 コネクティング the ローカル 」イベント全体を通して、上越三市の連携に向けた新たな一歩として、大きな可能性を感じさせるものでした。
参加者の熱気と多様な視点が交わる中で、地域の未来への希望が確かに芽生えていたように思います。
各登壇者の発表は、それぞれの分野での独自の取り組みや課題を浮き彫りにし、参加者に新たな気付きをもたらしました。
特に印象的だったのは、地域資源を掛け合わせることで生まれる新たな価値創造の可能性です。



サイクリングと電車
コンテナとお店
遠方の顧客と地元
コーヒーと地元食材など…があったワン!
既存の要素を組み合わせることで、魅力的な観光体験や商品開発につながる事例は、他の分野にも応用できる貴重なヒントとなりました。
グループディスカッションでは、参加者それぞれの立場や経験を活かしたアイデアが飛び交い、地域連携の具体的なイメージが徐々に形作られていく様子が見られました。



「 妄想 」という枠を超えて、実現可能となるかもしれないプランも多く提案され、参加者の熱意と創造力に驚かされたワン!
本イベントを通じ、上越三市の連携には大きな可能性を感じました。
今後は、この関係性を維持しながら、具体的なアクションにつなげていただけることを期待しています!