分断された業務をkintoneで一つに。現場主導の改善が動き出したアド・クリークの挑戦

株式会社アド・クリーク様は、新潟県上越・糸魚川エリアに根ざした総合広告代理店です。Web広告、ホームページ制作を主軸に、グラフィックデザインや印刷物の企画制作事業を幅広く展開されています。

近年は結婚相談事業やホテル事業にも進出し、常に時代の変化を捉えながら、一歩先を見据えたイノベーティブな企業活動で地域に貢献されています。

導入の背景

アド・クリーク様では、受注管理や情報共有、営業支援を複数のシステムで行っていたため、システム間でデータ連携ができず、業務が分断されている状況にありました。

特に受注管理は営業部門専用の仕組みとなっており、他部署からは案件の進捗や背景を把握しにくい状況でした。その結果、部署をまたいだ情報共有が難しくなり、二重入力や口頭での情報補足といった非効率な対応が発生していました。

こうした状況により、各チームの稼働状況や営業活動の動きがリアルタイムで見えず、経営層や他部署が全体像を把握することが困難に。

業務全体の可視化と、部署横断で情報を共有できる基盤づくりが急務となり、その実現に向けて、kintoneの導入とアプリ構築支援のご相談をいただきました。

ご支援の内容

分断されていた情報を、kintoneで一つの流れに

複数のシステムで分散していた情報をkintoneに集約するため、基盤となるアプリ構築をご支援しました。

単なる既存システムのリプレイスにとどまらず、kintoneへの移行にあたっては、業務プロセスと情報の流れの根本的な整理から着手。営業・受注・原価管理といった一連の業務を整理し、「誰が、いつ、どのような情報を使うのか」を明確にしながらアプリ構築を進めました。

kintoneの標準機能では対応が難しい要件については、プラグインの選定・導入もサポート。入力・集計業務を支援する「Attazoo」や、帳票出力プラグインの「レポトン」、スケジュール管理を保管する「カレンダープラス」などを導入しています。

現場が主役になるkintone導入へのきっかけ

kintoneの本格運用に先立ち、社内向けのkintone導入説明会を実施しました。

目的は、kintone導入の背景や目指す姿を共有し、改善すべき業務課題を明確にしたうえで、現場担当者の理解と協力を得ることでした。

各部門ごとに分かれ、それぞれが抱える課題の洗い出しから、kintoneアプリの簡易的な構築までを体験していただきました。

この取り組みにより、kintoneを単なる新システムとしてではなく、業務改善のための身近なツールとして捉える土壌が生まれ、各部門にkintone活用を担う人材候補が育つきっかけとなりました。

導入後の変化

kintoneの導入により、これまで分散していた受注・顧客・案件情報が一元管理されるようになりました。

部署を越えて同じ情報を参照しながら業務を進められる環境が整い、見積や受注の進捗、案件の背景についてもkintone上で把握できるようになっています。

単に既存のシステムをkintoneへ移行しただけでなく、「業務の可視化」と「情報共有の基盤構築」という大きな成果につながりました。

今後はこの基盤を活かし、ハタトレ支援を通じて現場主導の業務改善とkintone活用の定着を進め、チームとして成果を最大化できる業務体制の構築や風土改革につなげていく予定です。

現在のkintoneのポータル画面

ご利用いただいた感想

kintone構築を検討している際はハタトレをご活用ください

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