誰でも上達できるプレゼンのコツとは?初心者の失敗あるあるも紹介

初めてのプレゼン、どう準備すればよいか分からず、戸惑う方も多いかもしれません。
プレゼン成功の秘訣は、基本を押さえることにあり。
本記事では初心者によくある失敗例や、プレゼンを成功させるコツを紹介していきます。

本記事で解決できることはこれだワン!
・初心者にありがちな失敗例
・プレゼンを成功させるコツ
プレゼン初心者・プレゼンを上達させたい方
プレゼンの主役は“あなた”


プレゼン中は視聴者の目がスライドに集まるため、主役はスライドだと考える方もいるでしょう。
しかし、あくまでも主役はプレゼンターである”あなた“です。
スライドはプレゼンターの補佐だと考えましょう。
スライド主体のプレゼンではなく、あなた主体のプレゼンができるように心がけることが大切です。
過去記事では、プレゼンにおけるスライド作成のポイントをまとめています。
ぜひ参考にしてください!
良いプレゼンに必要な資料の作り方とは?構成・スライドのポイント12個を徹底解説!
初心者にありがちな失敗例


初心者にありがちな失敗例をいくつか紹介していきます。
スライドを読むだけになっている
スライドを読むだけであればプレゼンターは必要なく、資料を視聴者に渡せばこと足りてしまいます。
スライドに書かれていないプラスαの情報を補完することが、プレゼンターの果たすべき役割です。
読むだけのプレゼンにならないよう意識しましょう。
早口で話してしまう
プレゼンに慣れていないと、緊張によってどうしても早口になりがちです。
自分自身では早口だと思っていなくても、視聴者からすると早いと感じることがあります。
慣れないうちは余裕がなく難しいかもしれませんが、ゆっくり話すことを心がけていきましょう。
スライド構成が悪く視聴者に内容が伝わらない
スライド構成が悪い場合、結論までスムーズに持っていくことは難しいです。
視聴者からすると「 結局なにを伝えたかったのだろう 」という思いを抱いてしまいます。
分かりやすく内容を伝えるためには、PREP法を使って構成を考えることがおすすめ。
PREP法については次項で解説していきます。
プレゼンを成功させる方法


以下、プレゼンを成功させるコツをいくつか紹介していきます。
PREP法でストーリーを組み立てる
PREP法とは以下の英語の頭文字を取ったものであり、プレゼンで話を展開していく際によく用いられる手法です。
- Point(要点)
- Reason(理由)
- Example(例)
- Point(要点)
最初に主張や結論を持ってくることで伝えたいことを明確にします。
その後、根拠や具体例で説得力を持たせてから再び結論づける、という流れで話を展開していきます。
PREP法を用いることで主張がはっきりするため、視聴者はプレゼンターがなにを伝えたいのか理解しやすくなります。
論理的な展開で話をスムーズに進めることができるため、納得感を持たせやすいです。
PREP法を活用し、主張から結論まで視聴者が理解しやすいプレゼンを作っていきましょう。
補助ツール「 メディア 」を用意しておく
メディアとはプレゼンをスムーズに進めるための補助ツールを指します。
Web上でエクセル、ワード、パワーポイントが使える「 Office Online 」であれば無料で利用可能。有料版と異なり、オンライン上でしか使用できず一部の機能も制限されるので、全ての機能を利用したい方は有料版の購入か、その他のツールを利用することを推奨します。
Googleアカウントがあれば誰でもすぐに利用可能。無料で利用できて面倒なアプリのインストールも不要なので、手間がかかりません。パワーポイントとも互換性があり、操作しやすいことが特徴。
伝え方・表現方法を考える
プレゼンは伝え方や表現方法で、視聴者が受け取る印象は大きく変わります。
早口のプレゼンや、解説なしに専門用語が次々に出てきた場合、視聴者は興味や集中力を失ってしまうでしょう。
大きな声でゆっくり話すことや分かりにくい用語は解説を挟むなど、視聴者に配慮することが大切です。
プレゼンの最中に質問を投げかけるなどして、視聴者の集中力を維持する工夫も心がけていきましょう。
特に集中して聞いてほしい箇所は「 ここが特に重要なポイントです 」など、前もって強調すると効果的です。
視聴者にとっても重要な点が分かりやすいので、大切な点は強調していきましょう。
練習しておく
プレゼンを成功させるために練習は欠かせません。
事前に友人や同僚などに確認してもらい、フィードバックをもらいましょう。
練習の際に確認したいポイントについて、いくつか紹介していきます。
文字が小さく見にくい場合は視聴者にとってストレスとなり、理解の妨げの原因にもなりかねません。遠くの人からでも問題なく見えるよう、文字の大きさには気をつけましょう。
発表の内容がどれほど素晴らしいものであっても、内容が聞こえなければ話を伝えることは難しいです。 誰かに確認してもらう際は発表者から遠い席に座ってもらい、声の大きさも確認してもらうと良いでしょう。
台本・スライドに目を向けてばかりいると、コミュニケーションの意思が感じられず、視聴者からの印象はよくありません。可能であれば台本を暗記し、視聴者に体を向けて話すようにしましょう。視聴者を見ながらプレゼンを進めることで、反応を見ることもできます。
プレゼンする際は身振り手振りも交えると効果的です。淡々と話を進めていくと話が単調に感じられてしまい、熱意が伝わりません。極端に多すぎることはよくありませんが、適度に体の動きを使って視聴者に感情を伝えていきましょう。
「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに
質疑応答を成功させる方法


質疑応答はなにを聞かれるか事前に分からないため、苦手な方も多いのではないでしょうか。
以下、質疑応答を成功させるコツを紹介していきます。
質問を想定して答えを用意しておく
視聴者からの質問はいくつか予想できるものもあります。
「 ここは聞かれるかもしれない 」と感じるところは、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
質問が想定できる場合、時間が許すのであればプレゼンの中で答えておきたいところ。
プレゼンの内容を十分に理解しておく
視聴者からの質問に答える際には、自身がプレゼン内容についてきちんと理解しておく必要があります。
自身のプレゼンについて理解が曖昧のままだと、視聴者が納得できるような答えを返すことはなかなかできません。
発表本番までにプレゼン内容について曖昧なところがあれば、しっかり確認して理解を深めておきましょう。
困ったら解答を後日に持ち越す
なかには予想外の質問をされて答えが分からないこともあるでしょう。
しかし、「 分かりません 」と答えるだけでは非常に不誠実です。
今の段階では答えられないことを素直に伝えて謝罪した上で、「 次回までに調べて改めて回答します 」などと伝えるとよいでしょう。
回答する意思があることをきちんと示すことで、誠実さを伝えることができます。
予想外の質問が来てもあわてずに対処しましょう。
プレゼン方法に王道あり!
プレゼンは基本を押さえることができれば、それほど怖いものではありません。
話すスピードや表現方法などに気をつけて、聞き手に分かりやすいプレゼンを心がけましょう。
「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに



ライター:神崎なつめ