良いプレゼンに必要な資料の作り方とは?構成・スライドのポイント12個を徹底解説!

ワン丸

こんにちは、MOVED編集部です。

良いプレゼンテーションをするために、どんな資料を作成すればいいのか?

お悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事ではプレゼン資料に必要な要素・構成について解説していきます。

プレゼンの準備で何から手を付けていいか分からない方は、本記事を読めば道筋を立てることができるでしょう。

後半では、聞き手にストレスを与えないスライドのポイントをまとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

プレゼンテーションに必要な2つの要素って何?

プレゼンテーションの資料を作成する際、必要な2つの要素があります。

それは、「 メインメッセージ 」と、「 誰に伝えるか 」です。

この2つがブレてしまうと、プレゼン自体の内容が大きくブレてしまうため、初めに確認しておきましょう。

【 メインメッセージ 】1分しかなければ何を伝えるか

相手に一番伝えたい部分がメインメッセージです。

相手にとって、商品のメリットが利益を生み出すか?が最も伝えたい部分になります。

商品を作るために必要だった経費削減の企業努力や付加価値などは、メインメッセージには含まれません。

メインメッセージは1つのプレゼンテーションに対して1つにしておくと、まとまりある資料に仕上がります。

【 誰に伝えるか 】相手の悩みに答える内容

プレゼンテーションでは、必ず相手がいる上で成り立つ手段です。

そのため、「 誰に伝えるのか 」で構成が変わってきます。

伝える相手に寄り添い、相手の悩みに答える内容でなければ、プレゼンテーションを最後まで集中して聞くことはないでしょう。

伝える相手のリサーチもプレゼンテーションの資料作りにとって重要な項目です。

【 3選 】プレゼン資料作りに役立つ構成フォーマット

プレゼンの資料作りは、何から始めたらいいか分からない人も多いでしょう。

以下、順を追って書けば簡単に軸ができる構成フォーマット3選をご紹介します。

結論重視のPREP法

PREP法は、結論を重視する構成フォーマットです。

結論を初めに伝え、最後にも強調するため説得力の高い伝え方になります。

P:Pointプレゼンの結論
R:Reason結論の根拠となる理由
E:Example根拠や理由に対する具体例
P:Pointプレゼンの結論

PREP法は自己アピールなど自分の評価や、仕事における実績の報告を伝えたい場合におすすめです。

分かりやすく伝えるSDS法

SDS法は汎用性が高く、端的に要点を伝えることができる構成フォーマットです。

初めに要約をしてから詳細を伝え、最後にまとめを伝える方法で、短時間でのプレゼンに向いています。

S:Summaryプレゼンの内容の要約
D:Detail詳細な内容
S:Summaryプレゼンの要約
まとめ

SDS法は限られた時間や文字数で分かりやすく伝えたい場合におすすめです

「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに

相手の行動を促すDESE法

DESE法は相手の気持ちを伺いながら主張をしたい時に使える構成フォーマットです。

vD:Describe問題に対する現在の状態を客観的に描写
E:Express問題に対する
主観的な気持ちを表現
S:Suggest状況を変える
具体的な解決策や代替案
C:Choose提案が受け入れられた場合
提案が受け入れられなかった場合
それぞれの行動を選択

DESE法は相手が何か困っていて、それを解決する具体的な方法がある場合はおすすめです。

プレゼンを成功させる見やすいスライドの作り方【 7選 】

プレゼンの資料を作る際に、相手の興味を引く重要な要素にスライドがあります。

ここではプレゼンを成功させるために必要なスライド資料の作り方7つをお伝えします。

1スライド=1メッセージ

プレゼンのスライド資料を作る場合、1スライドは1メッセージのみにとどめます。

なぜなら、1つのスライドにいくつもメッセージを込めてしまうと、聞き手が混乱し、結局何が言いたいのか分からなくなる可能性があるからです。

伝えたいメッセージが他にもある場合は、スライドを変えて話しを転換するのが良いでしょう。

フォントは読みやすいメイリオがおすすめ

メイリオは視認性が優れており、国土交通省の実験結果でも見やすい文字としてメイリオがあげられています。

メイリオ、ゴシック、明朝体を比べてみると、文字がつぶれず遠くからでも認識しやすいのがメイリオだということが分かるでしょう。

また、太字にするとしっかり協調ができるのもポイントです。

ちなみに、大きさは18pt以上、スクリーン映写を使用する場合は24pt以上が見やすいといわれています。

一文は13字前後にまとめると読みやすい

スライド内の文章は13字前後にまとめておくと聞き手に取って読みやすい資料になります。

文字を詰め込み過ぎると読みづらくなり、プレゼンを阻害してしまうかもしれません。

スライド内の文章は13字前後、2~3行に抑えるとすっきりして見やすくなります。

極端に短い文章や、長い文章があると聞き手に取ってストレスになるため注意しましょう。

スライドは文字数を減らして極力シンプルに

スライドないの文章はなるべく端的になるように工夫をすると見やすくなります。

なるべく助詞や装飾が省けないかどうか考えてみましょう。

また、箇条書きや体言止め等を利用して、文字数を減らすのもおすすめです。

例1)娘の好きな食べ物はりんごといちごとバナナです。りんごが一番大好きです。

例2)娘の好きな食べ物

  • りんご(一番好き)
  • いちご
  • バナナ

視線はZ字に動くことを知っておく

聞き手がスライドを眺めるとき、視線は左から右、上から下のZ字に動きます。

そのため、一番伝えたい重要な情報は左上に配置すると良いでしょう。

情報はグルーピングを意識する

情報はまとめておくと聞き手にストレスなく見やすいスライドになります。

そのために、項目と画像を近づけたり、色別に分けたりするなどのグルーピングを意識しましょう。

PowerPointの機能でもまとまりを作って管理する機能「セクション」があるため、活用するのがおすすめです。

色の使用は3色までがベスト

スライドを作成する際には鮮やかに見やすくするのも大切ですが、色の利用は3色までがベストです。

  • メインの色(スライドのイメージカラー、タイトルやアイコンに使用)
  • サブの色(重要度の高くない文章や対象に使用)
  • アクセントとなる色(強調する文章や対象に使用)

また、割合は以下の通りにすると良いでしょう

メイン75%
サブ20%
アクセント5%

強調したいからと言って、アクセントの色を使いすぎるとどこが重要か分からなくなってしまうので注意してください。

グラフや表では色の濃淡を使用すると見やすくなるケースが多いので試してみると良いでしょう。

良い資料のポイントをつかんでプレゼンを成功させよう

プレゼン成功の秘訣は資料作りにあり。

大切な項目を最後にまとめました。

  • 資料作成前にプレゼン相手をリサーチ
  • 構成はPREP法、DESC法がおすすめ
  • スライドは極力シンプルを心がける
  • フォントはメイリオを使う
  • 箇条書きを意識する
  • グルーピングを意識する
  • 使う色は3色までにする

本記事の内容を踏まえ、相手に伝わる良いプレゼンの資料を作成してください。

「 伝える 」から「 伝わる 」へのきっかけに

執筆者

ライター:北野百恵

すべての人に、心を動かす「きっかけ」を。
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