フレームワークを業務改善に導入するメリット10選!


こんにちはワン!MOVED編集部だワン!
フレームワークは様々な種類があり、用途によって使い分けられます。
しかし、わざわざ時間を取ってフレームワークを利用する必要があるのでしょうか?
この記事ではフレームワークのメリットについて徹底解析しています。
また、フレームワークを利用しても上手く活用できなければ意味がありません。
後半では業務改善を行う際の注意点についても述べていますのでぜひ最後までご覧ください。
業務改善に役立つ、おすすめフレームワーク12選!【 基本知識 】
業務改善にフレームワークを導入する10個のメリット


フレームワークには様々なものがあり、フレームワークを利用すると効率良く業務改善が可能です。
ここでは、業務改善にフレームワーク利用をおすすめするメリットをお伝えします。
業務の問題点が可視化できる
フレームワークを利用するメリットは、業務の問題点が可視化できることです。
なんとなく困っていることがあっても、業務はこなせてしまうでしょう。
例えば、効率が悪くもっと良くできる余地があるのに、そのままにしておくとずっと効率は悪いままです。
フレームワークを利用すると、業務の目的や本質的な問題が可視化され、効率を良くする具体案も考えやすくなり結果的に仕事が楽になる可能性があります。
業務の問題点を共有できる
業務の問題点を共有できることもフレームワークを利用するメリットです。
フレームワークはひとりでも実施できますが、チームや部署全体で実施するとお互いの意見を出しながら問題点を多面的に捉えられます。
すると、業務の問題点や目標を改めて共有できるので、個人の意識が変わるでしょう。
業務の問題点の糸口が見つかる
業務の問題点をフレームワークで振り返ることで、問題点の糸口が見つかるのもメリットの1つです。
なかなか改善策が見つからなかった課題でも、項目に細かく分けたり、見る角度を変えることで、改善のきっかけが掴めます。
日々の業務をこなしていると気が付きにくいため、時間を作ってフレームワークの利用がおすすめです。
業務の負担が軽減できる
フレームワークの中には作業を分解して、似たような作業を同様にする、各部署のフローを確認して効率化する課題などもあります。
そのため、フレームワークを利用すると業務の負担を軽減できるでしょう。
通例で行っている作業も、本当に必要か見直しがされれば、工程の現象にもつながります。
経費削減につながる
徹底的にムダがないか考えるフレームワークを利用すると、経費削減につながるケースも多いです。
ECRSを使用したトヨタ式の考え方では7つのムダを常に意識することで作りすぎなどの無駄を減らして経費削減を行っています。
業務を見直してムダを減らせば経費も減らせるでしょう。
業務の思考が短縮できる
業務を考える上で思考することはとても大切ですが、ただ考えるだけでは論点がずれてしまい考えがまとまらないと意味がありません。
しかし、フレームワークを利用することで、何を課題とするべきかを明確化でき、問題を絞り込んだ思考が可能です。
細分化した課題に対する新しいアイデアも出やすくなります。
人材育成としても使える
問題点をあげて、分析し、考えるフレームワークは、人材育成としても利用できます。
なぜなら、まだ業務全体をとらえられない社員にとって、そもそも何が問題なのかをとらえられなかったり、どんな作業が効率が悪いのか一緒に理解ができるからです。
自分の意見を発言する場所としても利用できるため、新人社員が早くチームに馴染みやすい効果もあります。
業務の属人化を防げる
フレームワークの利用は、業務を多数の人に認識してもらうきっかけになるので、業務の属人化を防げます。
属人化された業務は、その人がいなくなってしまうと会社が成り立たなくなってしまうため、避けなければなりません。
フレームワークを利用すれば、部署や個人ごとの作業フローを確認でき、属人化している作業を部署や会社全体でサポートする体制が構築可能です。
事前にある程度のミスが防げるようになる
問題点をフレームワークで改善すると、ミスが起きやすいポイントでの対処ができるようになります。
そのため、ある程度のミスは防げるようになるのもフレームワークを利用するメリットです。
他の人がミスをした課題は、違う人にとっても課題となっていることが多く、フレームワークを重ねることで自然とミスをしにくい作業工程が作れます。
定期的に業務の見直しをするきっかけになる
フレームワークを利用すると、業務を定期的に見直すきっかけにつながります。
課題と解決策を考えることで、業務のレベルアップが図れるでしょう。
そのため、定期的にフレームワークを利用した業務改善の時間を取るのがおすすめです。
業務改善にフレームワークを利用する際の注意点


フレームワークは業務改善に便利なツールですが、利用する際の注意点を守らないと業務の妨げとなる可能性もあります。
ここでは、フレームワークを利用するポイントを4つお伝えします。
業務改善とQCDとのバランスに注意
QCDとはQuality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)を頭文字を並べたもので、製造に関わる重要な考え方です。
業務改善を考える際には、QEDとのバランスを考えないと、商品の品質の低下につながり利益の損失となるためバランスに注意が必要です。
最も優先すべきはQuality(品質)であり、効率等を優先させて質が下がらないようにしましょう。
業務改善を行う目的を明確にしておく
フレームワークを利用する際には業務改善を行う目的を明確にしておく必要があります。
なぜなら、漠然とした業務改善は具体例が出にくく、改善を行ったとしても評価がしにくいからです。
例えば○○の売上を伸ばす、ではなく○○の売上高を先月より△△%上げるなどと具体的な目標があると分析もしやすいでしょう。
この際、チームや部署全員で取り組める目的を明確にし、共通で認識しておいてください。
必ず現場の声を取り入れる
業務改善を行う際には、必ず現場の力が必要となります。
そのため、フレームワークを利用して業務改善を行う場合は、現場の職員の声を聞いたり、現場の職員を参加させるようにしましょう。
上層部だけで目標や改善点を出したとしても、現場が行えない内容で合ったら意味がありません。
最終的には現場が実現しやすい改善を挙げることが重要です。
業務改善の優先順位を考える
フレームワークを利用して分かった業務改善をすべて一度に取り組むのは困難です。
そのため、業務改善を行う際には優先順位を考える必要があります。
なるべく始めやすい具体的な作業から取り組むのがおすすめです。
週ごと、月ごと、年ごとの期間で改善策を分けるのも良いでしょう。
フレームワークを取り入れて業務改善を効率的におこなおう
フレームワークは業務改善を行う際に作業を効率良く振り返ることのできる便利なツールです。
目標や目的を絞り込み、チームや部署内で共通の問題点を意識できます。
また、課題を細かく分解して、より具体的な改善策をみつけるきっかけとなるためぜひ利用してみてください。
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ライター:北野百恵