xDB (クロスデービー) をkintoneと連携する方法【 業務改善 】


本記事では、私が使って良かったxDB (クロスデービー) ツールを紹介します。ぜひ参考にしてください!
業務の中で届出様式が決まっている場合、それが負担だったりしますよね。
元号を〇で囲む様式など、〇の図形をズラすのも面倒だし、データでもないし、提出しても活用はされなさそう…。


近年、役所では西暦が使われるようになったり、電子申請に対応できるようになったりと。
〇で囲む機会はだいぶ減り、申請書の内容も工夫され、以前に比べて非常に作りやすくなりました。
しかし、未だに改訂されていない様式もあります。
xDB (クロスデービー) とは


xDB (クロスデービー) とは、株式会社エフ・ビー・エス様の製品です。
データベースに直接アクセスし、データ抽出や検索を行う帳票出力、抽出結果に対しての多次元分析(OLAP)が可能であり、BIツールとしても利用できます。
こちらは、帳票ツールの xReport (クロスレポート)と一緒にご紹介いただきました。
xReportは、Excelの様式に帳票出力できるツールで、様式変更が不要になります。
xReportだけの場合、kintoneからCSV出力をし、そのレコードを読み込む形で出力します。
これでもOKなのですが、ダウンロードしてアプリケーションを開くのが面倒に感じます。



超めんどくさがり屋ですみません…
xDB (クロスデービー)は、kintoneや基幹システムなどに同時に直接接続し、データ化・分析用に加工・取得が可能なツールです。
Windows端末にxDB (クロスデービー)、xReport (クロスレポート)をインストールすると使えるようになります。
Accessのクエリのような方法で結合を設定でき、SQLを書くこともできます。(SQL変更も可能)




kintoneから規定様式へデータを出力する手順
【 手順1】 kintoneアプリ作成


出力には、出力するレコードが必要です。
今回は試用版に含まれていたデモデータ 「 被保険者資格取得届 」のExcelを読み込み、アプリを作成しました。
【 手順2】 xReport (クロスレポート)出力様式を設定


今回は試用版に含まれていた帳票出力ツールxReport (クロスレポート)のデモ様式 「 被保険者資格取得届 」があり設定済みでした。
設定方法は、コマンドやここに何を出力するかをExcelのコメント機能で設定します。
これは…難しいでしょ!と思った方もいるかと思います。
xReport (クロスレポート)インストール時に、専用ツールのExcelアドインxReport (クロスレポート)があり、設定する項目名をクリックして設定していくことができます。
この時点で、テンプレートの〇で囲む種別の位置は、「 copy# 」タグが設定されており、セルの値によってセルの位置情報を取得する数式が入っていました。


画像シートに何か設定された項目がありそうなので、チェックすると全パターンの項目が事前に作成されていました。
この位置情報を数式で設定していました。
「 これ結構面倒… 」とも思いましたが、1回設定してしまえば問題ありません。


【 手順3】 xDB (クロスデービー)でクエリ作成


今回は、1つのアプリレコードをそのまま出力するだけなので、クエリ作成 → 対象システム選択 → kintoneを選び、右下に表示されたkintoneアプリ名から【 手順1】で作成したアプリを選択 → 出力する項目を選択するだけ。


上にレコードのプレビュー画面も出るので安心。
DBデータ照会画面で先ほど作成したクエリ画面を表示 → ここでも絞り込み条件が設定できます。(当月分のみ・複数条件で設定可能)


帳票作成ボタンを押すと無事あのExcelに出力されました。


Excel帳票をもとに、pdf出力もできました。
最後に
毎回〇の図形をズラすのは意外とストレスですよね。
必要な件数にも左右されますが、件数が多い場合、ツールによる解決を検討するのはいかがでしょうか?



〇で囲む様式は、なくなってしまえばいいのに…と感じます。
社内で使用中のツールから移行したいと考えているものの、どのようにアプローチするべきなのか?
お悩みの方は多いですよね。


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