「must」ではなく「want」を追求してほしい。プレゼン研修の講師として目指す未来とは

編集部

今回は社外にメンバーの魅力を知っていただく機会として、プレッツ事業部の櫻井飛鳥さんへインタビューを実施しました。

ワン丸

MOVEDは魅力的なメンバーが数多く在籍しているワン!

現在、MOVEDのプレゼン事業部で、kintoneエバンジェリストとしてのプレゼン支援業務と、プレゼン研修の講師として個別指導を行う櫻井さん。

イベントナレーターからプレゼン研修の講師へキャリアを積み重ねてきた背景には、社長である渋谷さんとの出会いも大きかったと話します。

受講者の個性を引き出す指導を大切にしている櫻井さんに、これまでの経歴やプレゼン研修の講師として心がけていることについて話を伺いました。

イベントナレーターからの転身。悔しさをばねにプレゼン研修の講師へ

これまでの経歴について教えてください

18歳で上京後、イベント業界で働き始め、イベントコンパニオンとしてお客様に商品説明をするポジションを多く経験してきました。4年ほど続けていく中で、同じイベントで見る機会も多かったイベントナレーターの仕事に憧れを抱くようになり、イベントナレーターのオーディションに挑戦することにしました。

最初の頃は上手くいかないことも多く、悔しい思いをすることもありましたね。それからはナレーターの先生と出会い、その方のレッスンを受け続けたことで、ナレーターのお仕事を徐々に頂けるようになりました。

ナレーターの活動を続けていく中で、当時サイボウズ社の社員だった渋谷と出会いました。渋谷がMOVEDを創業した1年後くらいから業務のお手伝いをするようになり、そこからMOVEDに参画しています。現在はプレゼン事業部にて、プレゼントレーナーとプレゼン支援代行の業務を行っています。

渋谷さんとの出会いやMOVEDに入社するまでの”きっかけ”についてもう少し詳しく教えてください

渋谷との最初の出会いは、サイボウズのイベントでした。イベントで渋谷のプレゼンを見て「 何でこの人のプレゼンはこんなに分かりやすいのだろうか 」と感じ、とても興味を持ちました。渋谷のプレゼンから刺激を受け、私ももっと良いプレゼンがしたいと思うようになったのです。別の広告代理店が行ったプレゼンと比較しても、渋谷のプレゼンは相手の立場に立った説明がされており、簡潔で分かりやすいと感じましたね。

MOVEDに参画することになったのは、MOVEDが創業してから1年ほど経った時期です。当時はコロナ禍でオンラインセミナーの需要も増えていました。それに伴って渋谷の業務が増えていたこともあり、渋谷の一部の業務を引き継ぐ形で本格的にMOVEDに参画することになったのです。

MOVEDではプレゼン支援代行とプレゼン研修の講師を兼任

プレゼン事業部での具体的な仕事内容について教えてください

プレゼン事業部では、2つの仕事を担当しています。1つ目はサイボウズのkintoneエバンジェリストとしてのプレゼン支援業務です。サイボウズ社より依頼を頂き、kintoneのプレゼン資料作成から実際のプレゼン業務も行っています。kintoneのサービスを広く世の中に伝えるために、業務改善や効率化を支援する内容の製品セミナー講師を担当しています。

2つ目は、プレゼン研修の講師です。研修はマンツーマンまたは少人数の集団研修を行っています。多くの場合はオンラインを中心に実施していますが、集団研修の場合は直接オフィスに訪問して対面で実施することもありますね。主な業務内容は、大会に向けたプレゼントレーニングの実施が多いです。予選や本戦がある大会に出られる方の場合は、予選の準備段階からトレーニングを行い、ブラッシュアップをしていきます。

櫻井さんが考えるMOVEDのプレゼン研修の強みとは何ですか?

MOVEDのプレゼン研修の大きな強みは、シナリオとデザイン、話し方などすべてのサポートをトータルで提供できる点です。一般的なプレゼン研修は話し方やデザイン専門といった特化型の講座が多く、プレゼンについて体系的に学べる研修はあまり多くありません。実際に受講生からも、短期間で一度にトータルでプレゼンについて学べるMOVEDの研修は高い評価を頂いています。

プレゼン研修の講師として心がけていることを教えてください

プレゼン研修の講師として特に心がけているのは、押し付けない指導です。プレゼン内の情報量が多いと感じたときは「 これはどのような意図で話したのですか?」と、受講生にその動機を聞くようにしています。これは質問を重ね、受講生自身に考えてもらうことで、本人に気づきを促すためです。自分自身でしっかり考えた結果、伝えたいメッセージが意外にシンプルだと分かり「 もっとシンプルに言えばよかったのですね 」と納得する方も多くいらっしゃいます。

プレゼン研修では、まず受講生の方のプレゼンを一度見させていただき、その方が持つ個性を把握した上で、プレゼンの改善案を提案していきます。そこでは技術的な問題点を指摘することは重要視していません。

私が心がけているのは、話し手の想いや意図が伝わるプレゼンを行えるようにすることです。話の内容と話し手の本意が一致していることが聞き手に伝わるプレゼンこそ、人の心を動かすきっかけになると考えています。

また、研修中の受講生には、「 must 」に縛られるのではなく「 want 」を貫いてほしいということを常に伝えています。プレゼンでは「こういう風にしなければならない」という思いに縛られるのではなく、「 この聞き手に話すなら、こう伝えたい 」という気持ちを大事にしてほしいからです。

形式的に正解のプレゼンを目指すのではなく、自分が本当に伝えたい思いがストレートに聞き手に伝わるよう、その方なりの伝え方を見つけ、磨きたくなるきっかけを持ち帰っていただけるよう努めています。

本質を伝えられる技術を指導していきたい

MOVEDで働くことの魅力を教えてください

MOVEDで働く最大の魅力は、大きな裁量権を持たせてもらえることです。以前、イベントのキャストとして働いていた頃は、自分の判断でアクションを起こすことはあまり許されていませんでした。その一方で、MOVEDでは自分自身で考えたことを積極的に行動に移すことが求められます。もちろん大変な部分もありますが、それ以上に大きなやりがいに繋がっていると感じていますね。

また、柔軟な働き方ができるのもMOVEDの大きな魅力の一つです。子供の用事で日中動けなくても夜間に仕事ができますし、子供が入院した際もパソコン1つで病院内でも仕事を続けることができました。どのような生活スタイルの人にとっても働きやすい環境が整っていると思います。

今後、MOVEDのプレゼン事業で取り組みたいことはありますか?

世の中の人のプレゼン研修への敷居を下げたいですね。プレゼン研修に対して「 少し怖そう 」というイメージを持っている人が一定数いらっしゃるのですが、「 プレゼン研修は決して怖いものではない 」と、実際のわくわく感を伝えていきたいと思っています。

そのためには動画配信などにも力を入れ、研修のデモンストレーションを多くの人に見ていただく必要性を感じています。MOVEDのメンバーに対してもプレゼン研修を多く実施しているので、それらの取り組みをうまく活用しながら世の中に発信していきたいですね。

櫻井さん自身のキャリアやビジョンについて教えてください

私はプレゼンに出会ったことで、社会や世界と上手に繋がる方法を手に入れられたと感じています。元々、人と話をすることや聞くことは好きでしたが、うまく伝えられなかったり、理解できなかったりすることも多かったです。しかし、プレゼンを本格的に勉強してからは、ポイントを押さえて話したり聞いたりできるようになりました。

少し表現するのが難しいのですが、「 世界との通信がクリアになった 」感覚がありましたね。このような感覚を、受講生の皆さんにもぜひ感じてほしいと思っているので、今後も自分の経験を活かし、多くの人のチャレンジをサポートしていきたいと思っています。

ワン丸

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